村上春樹とレイモンド・カーヴァー

最近、村上春樹の短編を再読する機会があったのですが、
『納屋を焼く』
韓国映画『バーニング 劇場版』の原作です。
その時にも再読しているので、再再読というべきでしょうか。
驚くべきは何度読んでも既視感がないこと。
まるで初読のような新鮮さで読了してしまいます。
これは村上春樹の文章の特徴かもしれません。
体臭がない。
誤解を恐れずに言えば、内容がない。
だから、イ・ビョンホン監督が韓国バージョンを作り、ビニールハウスを燃やしても、原作を逸脱することはないのです。

同じことはレイモンド・カーヴァーにも感じます。


数ヶ月前に彼の作品を読みました。
『足