連載:妄想爺やの春夏秋冬2

子供の頃、憧れた左利き、サウスポー

桜の花見を皮切りに行楽の春が始まった

しかし、せっかくのGWも不要不急の外出自粛に、引きこもりになりそうだ

子供の日も、想い出少ない日になるだろう

そんな子供の頃に、挑戦したことがある

僕は右利きだ

お箸も、ボールペンも右手で持ち使う

小学生のころ、左利きに憧れていた

クラスに一人だけ、左利きの男の子がいた

ある日、彼は先生に算数の問題の解答を当てられて、教室の黒板の前に立ち、左手にチョークを持って、先生の書いた分数の問題の答えを書いていた

その彼の左手で答えを書く姿を見て、僕も左手で字を書きたいと思った

ただ単に、目立つからだ