あけび庵の日記

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あけび庵の日記
慈悲ふかき苔茂るほど百羅漢
 寺の庭に石仏が何気なく転がっている。その
顔は風雪に擦れて見分けがつかない。ただ優し
さだけが苔の緑色を乗せている。文句を言わず。

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夜の雨なめくじ伸びて白い壁
校庭を包み栄える若葉風
言触れて立夏に雨の聞く夜かな
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カテゴリ:アート・文化