翼賛芸術家

その前からも存在したが、太平洋戦争激化と共に、聖戦遂行のため芸術家も動員された。

斎藤茂吉は率先して、翼賛の短歌を量産した。
有名な藤田嗣治も迫力ある戦争画を発表した。
藤田の持つ画工人としての一面である。

彼らの様に復権した芸術家もいるが、地方では技を捨てた人もいる。

板倉白龍も伊勢地方の彫刻家で、二見町の賓日館階段に蛙の彫刻を残している。
昨日の骨董市で、彼の木彫「金鵄」を落札した。
神武天皇の故事にちなんだ木彫で、皇紀2600年に制作されている。
時代の波に消えた彫刻家であるが、足跡を調べ収集したい。

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