あぁ、追憶の「ドレミファインバータ」

電車通勤をしなくなってだいぶ久しい。どのくらい前からなのか勘定するのさえ面倒だ。
はっきり言って良い思い出はあまりない。
思い出したくないから面倒だと言い訳しているだけなのかもしれない。

毎日の通勤ラッシュ、最終電車に間に合ったものの乗り過ごしタクシーでご帰宅。
往復4時間の電車通勤。我ながらよく頑張ったものだ。

そんな辛い通勤の記憶の中で一筋の光明が差すような思い出がある。
それは「歌う電車」で、言い換えれば「ドレミファインバータ」である。
乗換で品川駅で待っていると「ファソラシドレミファソー」と歌いながら滑り出してゆく。

激務で疲れた身体と心に