歳を重ねてきて、ついに苔に惹かれる昨今
たまたま、住んでいる近辺に林やら、神社、寺があることから、地面に生えている苔をよく目にする
よくよく見れば、草と同じで色々な種類がある
地に繁る苔のジュータンを、膝を曲げ腰を下ろしてじっと見ていると、しだいに奥深い森の中に吸い寄せられるような気にもなる
多分、シダ類のように原始的な植物のように思う
芝とは、随分と趣の異なる緑のジュータンだ
日本庭園などに、苔が配されているのをよく見る
日本庭園の中にありながら、近づいて凝視すれば視界に広がりゆき、まるで小さな森だ
森羅万象を想ったりもする
そんな苔
連載:妄想爺やの春夏秋冬6