江戸十大祖師 台東区1 妓楽山妙音寺

聖徳寺横の十字路を南に下がり、右折すると妙音寺だ。山門(写真左)は先にあるので、道路に面する本堂と庫裡から入る。(写真中)

本堂脇に水の澄んだ池があり、小さな弁天堂と奥に中国風の石(コンクリート)橋が架かる。これが山号の由来か。(写真右)


寺伝によれば、駿河の蓮永寺にいた安立院日雄上人は夢で妙音弁財天のお告げを受け、自ら弁財天の尊像を刻み江戸へ向かった。馬喰町に一寺を建立、弁財天の夢のお告げに因んで伎楽山妙音寺と称したが、明暦の大火により堂宇を焼失した。
当時住職だった持唱院日宣上人の夢に天女が現れ、「ここより艮の方角にある霊池に道場とせよ」と告げ