子供に伝えたい「心に響くちょっといい話」

●新幹線車内にて

 広島は7月の豪雨によって多くの被害を受けました。

 山陽本線も不通となり,2ヶ月近く
 新幹線による代替輸送が行われました。

 その間、仕事帰りの新幹線は大混雑で、
 さながら通勤ラッシュの満員電車の
 ような状況でした。

座席に座ろうと思えば、30分近く前から
並ばないといけない状況が続いていました。

そういった通勤を続けていた夏の暑い日のことです。

その日も、帰りの新幹線の広島駅のホームは帰宅
する人でごった返していて、猛暑でみんな汗を
ダラダラと流しながら新幹線の
到着を待っていました。

そのため,少し殺伐とした雰囲気もありました。
なんとか座って帰ろうと私も30分近く
ホームに並んで待ちました。
やっと新幹線が到着し,車内に入って座ることが
できてほっとしていたところ,普段は新幹線を
使っていないだろう,小さい女の子とその
おじいさんと思われる2人が乗ってきました。

2人は普段の新幹線ではありえないような大混雑に
とまどっているようでしたが,座ることはできず,
車内の通路に立つことになってしまいました。

小さな女の子もおじいさんに「ここに立っていよう。」
と言われ,とまどいつつも立っていようとしていました。
 座ってほっとしていた私は,譲った方がいいなとは
思ったのですが,3人席の一番奥に座っていたため,
どうしようかなと逡巡していたところ,近くの男性が,
なんのためらいもなく,「どうぞ、座ってください」
と譲られました。
私はその光景を見ながら,座られていたということは,
おそらく暑い中,何十分もホームに並ばれていたと
思われるのに,何のためらいもなく譲れる姿に,
暑い日でしたが,爽やかさを感じました。
また,ためらわなかったことで,女の子にも
おじいさんにも必要以上の恩を着せるという
ことがなかったようにも思いました。

 私も,相手に負担や重荷を背負わさないような
思いやりを届けるようになりたいなと思いました。

カテゴリ:エンタメ・ホビー

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