コロナの中、みんなどんな気持ちで過ごしている？おとな世代の不安と本音を調査

世界中の日常を一変させてしまった新型コロナウイルス。実際に感染する以外にも、私たちの暮らしや気持ちに大きな影響を与えています。今、おとな世代はどんな影響を受けているのでしょうか。なかなか直接顔を合わせて話をしたり、意見交換できない今だから、アンケートの回答を通して、みなさんの声をきいてみましょう。

この記事は、趣味人倶楽部内で2020年4月4日(土)〜2020年4月9日(木)に行われた「新型コロナウイルスによる生活への影響に関するアンケート」をもとに作られています。

不安な気持ちを持つのは当たり前のこと。自分だけだと思わず、気持ちを明るく保つ工夫を

まずは、家計に与える影響はどうなっているのでしょうか。

「既に、業務の自粛・停止などに伴った、収入の減少がありますか」という問いには、17.2%の人が「ある」、82.8%の人が「ない」と回答しています。おとな世代の家計にも影響が少なからず及び始めていることがわかります。

それでは、気持ちの変化ではどうでしょうか。

「生活上の不安は、新型コロナウイルスによって高まっていると思いますか」という問いに「そう思う」「ややそう思う」と答えた人の合計は94.7%。ほとんどすべての人が何らかの不安を感じていることがわかります。

また、「新型コロナウイルスの不安について、あなたのお気持ちに合うものを全てお選びください」という問いでは、「新型コロナウイルスに自身が感染しないか不安」が最も多く選ばれました。

実際の減収がある方は2割以下にとどまる一方で、不安な気持ちを感じているのが9割以上という結果からは、家計に影響がある、ないに関わらず、不安な気持ちを持ってしまうのは当たり前なことだということがわかります。おうちの中で好きなことをしてすごす時間を増やすなど、気持ちを上向きに保つ工夫をしてみてもいいかもしれません。

日常生活では欲しいものが買えない不安が

実際の生活に与える影響はどうでしょうか。

「新型コロナウイルスの影響で、どのような不便を感じていますか。当てはまるものを全てお選びください」という問いで、多く選ばれたのは「マスクや消毒液などの衛生商品が買えない」というコロナウイルス対策に関するものでした。

次いで「趣味や娯楽を楽しむ機会が減った」「気軽に外出できない」などがありました。感染対策の衛生用品が買えないという不安に加えて、趣味や娯楽を楽しめなくなってしまったことも大きな影響を与えているようです。これまで外で行なっていた趣味や娯楽は、家でやってみるなどの工夫してみるのも一手です。

これまでよりも絆を感じるように

気持ちの変化についても見てみましょう。

「新型コロナウイルスの流行をきっかけに、以前よりも意識するようになったと感じることを全てお選びください。」という問いで多く選ばれたのは、「家族を大切にしたい」でした。

不安な気持ちで過ごしている一方で、家族が元気で暮らしているかなどを思いやる様子がうかがえます。中には休校を受けてお孫さんとすごす時間が増えた方もいるのかもしれません。これまでよりも絆が強くなったことを感じられる回答です。

さいごに、この状況が収束したらどんなことをやってみたいかという回答をみてみましょう。

「新型コロナウイルスが収束したら、どのようなことがしたいですか。当てはまるものを全てお選びください」という問いには、「国内旅行をする」「海外旅行をする」「友人・仲間に会う」が多く選ばれました。今はお出かけできなくても、次の旅行の計画をしたり、お友達とは思い切ってビデオ通話をしてみるなど、やってみたいことを楽しみに、お家時間を過ごしてみてもいいかもしれません。

今回のアンケートを通して、ほとんどの方が不安な気持ちを抱えていて、さまざまな対策をしながらまたお出かけしたり、友人と遊びに行くことができる日をたのしみにしていることがわかりました。思い切りお出かけできるようになったら、思う存分仲間や友人を誘って旅行などを楽しみたいですね。そんな楽しい日を迎えるためにも、感染対策だけではなく、気持ちを落ち込ませないような工夫をちりばめて、少しでも楽しくこの時間を過ごしたいですね。

【参考文献】

※1 趣味人倶楽部内実施の調査

調査名：新型コロナウイルスによる生活への影響に関するアンケート

実施期間：2020年4月4日(土)〜2020年4月9日(木)

調査対象：趣味人倶楽部（しゅみーとくらぶ） https://smcb.jp/

回答数：1829名