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アラフィフに似合うファッションとは?大人の魅力を引き出す着こなし術
ファッションについて考える時間は、多くの人にとって非常に楽しいものでしょう。
TPOさえ意識できているのであれば、「自分の好きな服を、自分の好きなようにまとう」がファッション選びの正解です。
ただ、「より自分に『似合う』服を着たい」「年齢に合わせた装いで、自分を美しく見せたい」と考える方もいることでしょう。
このような人のために、「アラフィフ世代にぴったりの装い」について解説していきます。
アラフィフ世代が意識したいファッションの基本
アラフィフ世代が意識したいファッションの基本として、
・体型に合ったサイズやコーデを考えること
・生地の質や素材にこだわること
・アラフィフ世代をターゲットとしたファッションブランドを選ぶこと
が挙げられます。
一つずつ解説していきます。
※ここでは主に女性をターゲットとしています。
体型に合ったサイズ・コーデを意識する
一部の人を除き、人間は年齢を重ねることで体型が変わっていくものです。たとえ体重が変わらなかったとしても、ウエストのサイズが変化したり、胸周りの肉の着き方が変わったりします。
そのため、定期的にボディサイズを測り直し、その時々に応じたサイズの洋服を買い求めることが必要となります。
生地の質や素材で上品さを引き出す
アラフィフ世代の場合は、「生地の質」「素材の良さ」を意識して服を選びたいものです。「アラフォー・アラサーのときよりも、1ランク~2ランク上の素材」を選ぶことで、印象自体も大きく変わります。
似たようなデザインの服であっても、素材の質の良さによってまったく別のものに見えるようになります。
たとえば、「セーター」です。高価ではあるものの柔らかい肌触りを持つカシミアは、ごわつきも少なく、すっきりと着られます。対して、アクリルなどの安い素材の場合、保温性も耐久性もある代わりに毛玉が生じやすいものです。きちんとお手入れができれば良いのですが、そうではないのなら、「毛玉が目立つセーター」となってしまいます。
また、良質な生地や素材を使っているものは縫製も丁寧であるため、着たときの全体のシルエットが非常に上品になります。
年齢に適したファッションブランドを選ぶ
ファッションブランドはそれぞれ、「ターゲットとする年齢層」があります。極端な例ではありますが、「ギャル向け」「子ども向け」であることを打ち出すファッションブランドの服は、たとえサイズ自体は合っていたとしてもアラフィフの女性が着こなすことは非常に難しいことでしょう。
アラフィフ世代に適したファッションブランドは、上品で、美しく、着こなしやすいブランドです。なお、レディースエムイーの取った「アラフィフ女性に人気のファッションブランド」の統計では、「自由区」が全体の3分の1程度の支持を集めて1位になっていました。
出典:レディースエムイー「50台に人気のファッションブランド」
http://design-dtp.net/50dai_fashion/
アラフィフにおすすめの定番スタイル
アラフィフ世代の装いの基本を押さえたところで、ここからは、より実践的な「それではどんなコーディネートが良いのか?」について解説していきましょう。
遊び心を楽しむカジュアルコーデ
動きやすいカジュアルコーデは、世代を問わずに人気を博しているものです。ただ、アラフィフ世代の場合は、あまりにも軽すぎるテイストにしてしまうのは考え物です。アラフィフ世代だからこそ見せられる「大人の魅力」が半減してしまうからです。
ヒールがある靴を選んだり、良い素材の服を選んだりといった「きれいなアイテムを取り入れる工夫」をすれば、アラフィフ女性の魅力をより引き出せるカジュアルコーデが完成します。
ゆったりとした着こなしのナチュラルコーデ
「自然」を感じさせてくれるナチュラルコーデは、「普段の生活」に非常に適しています。カッチリ決まりすぎず、さりとてくだけすぎないこのカジュアルコーデは、アラフィフ世代の普段着にぴったりでしょう。
体型が変わった人でも着こなしやすく、汎用性が高いのも魅力です。
アラフィフ世代のナチュラルコーデといえば、「白シャツのワンピース」が王道でしょう。よりナチュラル感を際立たせたいのならば「洗って、干したまま」のワンピースをまとうと良いのですが、アラフィフ世代の魅力である「きちんと感」を出したいのならばアイロンを当てる方が良いでしょう。
また、上でも紹介したように、アラフィフ世代のコーディネートは「素材」を考えるのが鉄則です。
質の良いコットン生地のものなどを選びましょう。
大人の魅力が引き立つモノトーンコーデ
オフィスでも着られる「モノトーンコーデ」は、アラフィフ女性の強い味方です。このモノトーンコーデを、モダンで現代的に仕上げるにはやはり「素材の吟味」が必要です。
家具にも同じことがいえますが、モノトーンのアイテムはシンプルであるがゆえに素材の良しあしや性格が、与える印象を大きく左右します。たとえば同じ「黒」であっても、レザーかコットンかで与える印象は大きく異なります。素材選びに気を配ることで、普段着にもオフィスコーデにもおしゃれ着にもなるのが、モノトーンコーデの面白さです。
素材のクオリティに迷ったのならば、思い切って、「ちょっとお高い方」を選びましょう。素材のクオリティが高いものの方がシルエットもきれいに見えますし、また長持ちするので結果的にはオトクになります。
アラフィフファッションにおける注意点
最後に、「アラフィフ世代がファッションを考えるときに注意しておきたいポイント」について解説していきます。
トレンドを取り入れすぎない
「流行の服」「流行のデザイン」を追うのは、非常に楽しいものです。毎月販売されるファッション雑誌を、楽しくうきうきと読んでいる人も多いのではないでしょうか。
しかしトレンドを無分別にすべて取り入れてしまうと、落ち着きのないファッションになってしまうこともよくあります。特に、若い世代をターゲットとしたトレンドは、アラフィフ世代には合致しない可能性が高いでしょう。
また、上でも述べたように、アラフィフ世代のファッションは「素材」にこだわるため、いきおい一つひとつのアイテムの値段も高くなりがちです。毎月トレンドを追いかけてアイテムを追加するのは、さすがにお財布の事情的にも厳しい……と感じる人も多いことでしょう。
トレンドアイテムを導入したい! と考えたときは、まずいったん立ち止まって、自分のワードローブを思い返しましょう。「自分が今持っている洋服と、このアイテムの相性は?」「このアイテムは、自分の作りたいスタイルに合致している?」と考えてみることが重要です。
ダボダボで大きすぎるサイズは避ける
「若いときに比べると、ウエストが太くなってしまったから隠したい……」と考える人もいるでしょう。
ただ、あまりにもダボダボで大きすぎるサイズの洋服を選んでしまうと、締まりのない印象になってしまいます。
アラフィフ世代の服は、「メリハリがあって、上品で、何よりも自分自身に合っている服」が求められます。「見せたくないところはとにかく隠す!」ではなく、自分の体型に合った洋服を選ぶことが重要です。
フリル・花柄はワンポイントまで
フリルや花柄は、女性を浮き立たせるものです。
「フリルが大好きなので、フリルがたくさんついた服を着たい!」という強い気持ちがあれば、もちろん、フリルがたくさんついたデコラティブな服を選べば良いでしょう。ファッションを考えるうえで一番重要なのは、「自分自身が楽しく着られる服」を選ぶことだからです。
ただ、「オフィスにも着ていきたい」「汎用性が高い服がほしい」「『上品ね!』と言われたい」と考えるのであれば、ワンポイント的にフリル・花柄を使う方が無難です。
まとめ:今までと違ったファッションも試してみよう
「50代になったのだから、今まで着ていたお気に入りの服も捨てなければならない」「若い世代をターゲットにした洋服は、もう着てはならない」などのように考える必要はありません。「着たい洋服を着ること」は、ファッションを考えるうえでの大前提だからです。
しかし、「年齢に応じたファッションを選んで、より魅力的に見せたい!」「アラフィフ世代に入ったからこそ、『今まで試したことのないファッション』に果敢にチャレンジしたい!」ということであれば、「アラフィフ世代をより魅力的に見せるファッション」を研究してみることをおすすめします。
なお、現在は「アラフィフのファッション」に焦点を当てた集まりなども企画されています。
ファッションの趣味の合う方とおしゃべりしたり、ファッションについて学んだりしたいと考えている人は、ぜひ「趣味人倶楽部」にアクセスしてください。
趣味人倶楽部では、「アラフィフ世代のファッション」をテーマにした集まりの紹介もしています。