- HOME
- スマホ
- SNSの使い方と注意点を解説!主要SNSの特徴・選び方とは
SNSの使い方と注意点を解説!主要SNSの特徴・選び方とは
SNSの基本的な使い方
SNSの数は非常にたくさんありますが、その使い方はおおむね以下の4つです。
・ユーザーの投稿内容を閲覧・情報収集
・情報や投稿の拡散・共有
・メッセージ等のコミュニケーション
・情報発信
一つずつみていきましょう。
ユーザーの投稿内容を閲覧・情報収集
SNSでは、多くの情報が手に入ります。このため、SNSを情報収集のために使っている人は非常に多いといえます。
テレビのニュース速報などは非常に意味のあるものですが、しかし「そのニュースを見た人がどのように考えているのか」などはテレビのニュースだけからはわかりません。またテレビはリアルタイムにすべての情報を報道するわけではありませんが、SNSの場合はリアルタイムで情報を伝える人が多くいます。
鮮度の良い情報をほかの人の感じ方も含めて得ることができるのは、SNSの大きな魅力です。
またこれ以外にも、「友人や家族の楽しんでいる姿を見る」「仕事や趣味において、必要な情報を閲覧する」などの目的で利用することもできます。「外」の情報から「内」の情報までを1つのツールだけで知ることができるのは、SNSの大きな強みです。
「自分は一切発言をしないが、人の投稿だけを見る」という使い方もできます。
情報や投稿の拡散・共有
「情報や投稿を拡散して、さらに多くの人に知らしめること」ができるのも、SNSの特徴です。
たとえば、自分の好きなお店〇〇について「〇〇の店のチョコレートがおいしかった!」と発言している芸能人のツイートを拡散したり、かわいい動物動画を拡散したり……といった使い方です。
ただし、このような情報・投稿の拡散を行う場合は、必ず
・名誉毀損などの要素を含んでいないか(※自分自身が発言者とならなくても、拡散しただけで罪になりうる。実際に裁判でこれが認められている)
・人のプライバシーや人命などに関わるものの場合は特に、その情報がきちんとした出所のものか(※基本的には、現在進行中の事件などに関しては公的機関のもの以外は拡散しない)
・著作権を侵害する投稿ではないか(※著作権を持たない人間が、インターネットで画像を取得して勝手に載せている場合もある)
について確認しなければなりません。
メッセージ等のコミュニケーション
SNSには「外」に向かうツールとしての性質がありますが、同時に、「内」に向かうツールとしての性質があることも知っておきましょう。
たとえば、「友人とのやり取りを行う」「家族とメッセージを交わす」などです。また、「コメント」というかたちで相手に対してアクセスすることができます。
なかには、「情報発信や拡散などは一切せずに、友人とのやり取りにのみ使っている」という人も多くいます。
ほとんどのSNSは、「クローズドな空間でやり取りができる場所」と、「多くの人に見せられる場所」を分けているので、使い分けるのも良いでしょう。
情報発信
「〇〇のお店が良かった」「この作家さんの本が好きな人とつながりたい」などのような情報発信を行うことも、もちろん可能です。何かイベントを計画している場合などは、SNSでの告知が非常に重要です。
また、それのみならず、単純に日記のような使い方をすることもできます。
ちなみにアカウントをオープンにしている場合、たとえば「30年前に読んだ児童書を探している。内容は、小さな外国の女の子が出てきて、アンデスを旅して、そこで鳥のお友達ができる話。タイトルが分からない……」などのような発言をした場合、多くの人からその「回答」が寄せられるということもあります。
SNSを使うときの注意点
このように多くのメリットを持つSNSですが、それを使うときには気を付けたい注意点もあります。
始めにプライバシーの設定を行う
上でも少し触れましたが、SNSには多くの場合「オープンなスペース」と「クローズドなスペース」があります。前者の場合は、発言した内容が全世界に見られるようになっています。対して後者の場合は、自分の発言は自分が許可した人にしか見ることができません。
たとえばツイッターの場合は、「カギがかかっているか、いないか」によって見られる範囲が異なります。カギがかかっていなければ全世界に見られ、カギをかけていれば、自分が許可した人にしか見られません。
適切な使い方をするためには、まず「見られる範囲はどこまでにするか」を設定することが重要です。
悪質な目的を持ったユーザーが存在する
「相手の個人情報を抜いてやろう」「親しくなって、相手と性的な関係を持とう」「フェイクニュースを拡散させて、世の中をあたふたさせてやろう」「個人攻撃を行って、その人を追い詰めてやろう」と考える悪質な目的を持ったユーザーは、意外なほどに多いものです。
またここまででなかったとしても、「新しくつながった人とSNSで楽しくやりとりしていたのに、相手からけんかを吹っ掛けられて悪評を広められた」などのようなことも起こりえます。
SNSを行う際は、常に危機感をもってこれを使いましょう。
また、自分が「悪質な目的を持ったユーザー」にならないようにすることも重要です。
多くの人は「自分自身は善良な人間である」と思っていますが、フェイクニュースや、真偽不明の情報を拡散することで、「悪意を広めるユーザー」になってしまう可能性は十分にあります。
たとえば、「【拡散希望】この人にだまされました! やり取りを記録しておきます。ほかの被害者が出ないようにみんな気を付けて!」などのような投稿が流れてきたとします。あなたはそれを善意から拡散しましたが、その後に「加害者」とされていた人が実は被害者だった……ということもありえます。
この場合、「加害者とされていた人」にとってあなたは、情報の真偽も確かめずに拡散した「悪意を持ったユーザー」になってしまうのです。
SNS依存やSNS疲れに気をつける
SNSは非常に楽しいものですが、依存や疲れを生むものでもあります。
たとえばだれかと遊んでいるのにずっとSNSを何度も覗き込んで更新したり、SNSの人間関係に疲れたり、ほかの人のきらきらした投稿に疲れたり……といったものです。
また、ほかの人の目が気になってしまい、自分自身が投稿を行うときにすら委縮してしまうこともありえます。
もちろん、「友人と遊ぶ約束をSNSのメッセージでしていたのに、やりとりをしている最中で面倒になってしまって謝りも連絡もせずにSNSから離れた。待ち合わせ場所についた友人の連絡も、すべて無視した」「SNSで友達ともめたので、相手とのやり取りをスクリーンショットにとってばらまき、暴言を履いた」などのようなことはあってはいけません。
ただ、「ほかの人のきらきらした投稿に疲れた」「理不尽な言いがかりをつけられた」という場合は、一度SNSから離れてみるのも手でしょう。
主要なSNSアプリの特徴
ここからは、主要なSNSの特徴について解説していきます。
※以下、特段の理由がない限りはすべてカタカナで表記します)
もっとも多くの利用者を獲得しているのが、フェイスブックです。
フェイスブックは原則として実名での登録になっているため、「リアルな社会」とのつながりが強いという特徴があります。
SNSの多くは「見ず知らずの他者」「今まで知らなかった人」と交流することができますが、フェイスブックの場合はこのような性質は薄く、「もともとつながっていた人との交流ツール」という意味合いが強いといえます。
個々人が勝手に「つぶやき」を行えるもので、投稿できる文字数の上限が140文字だという点が非常に大きい特徴だといえます。
リアルタイムで情報が更新されていくため、非常に鮮度の高い情報を得られるのが魅力です。国や芸能人などの発信も多くみられます。
共通の趣味で新しい人間関係を築きたいと考える人に向いているツールですが、利用者には比較的若年層が多いといえます。
「インスタ映え」という言葉があるほどにメジャーなインスタグラムは、急成長を遂げたSNSの代表例としても知られています。
写真や動画を中心とした投稿を行えることが人気で、見ているだけでもわくわくしてくるような写真や動画を多く見ることができます。
なお、インスタグラムの場合は、アカウント登録なしには投稿を見ることはできません。検索をかけると数枚の写真が表示されることはありますが、写真の詳細を見ることはできませんし、また多くの投稿にあたることもできません。
YouTube
アカウント登録をすることなく動画を楽しめるユーチューブは、利用者も多いものです。
ユーチューブもSNSのうちのひとつと解釈することもできますが、どちらかというと「交流」よりも「発信」「情報収集」としての性質が強いものかもしれません。
動画をのせて全世界の人に楽しんでもらうこともできますが、「同じサークル内のメンバーにだけ、動画を公開したい」などの手続きも可能です。
TikTok
「だれでも使える」「操作が楽」ということで人気が出てきたティックトックは、短いムービーを投稿することができるサービスです。加工なども簡単に行えること、隙間時間に楽しめることから、若い世代に非常に人気を博しています。
また、ティックトックの方で「あなたの行動履歴を参考にすると、あなたに合っている投稿はこれだよ」と選定―提示をしてくれるため、探す手間が少なくて済むというメリットもあります。
LINE
多くの人が利用しているラインは、クローズドな空間でのメッセージのやり取りを簡単に行うことができます。
タイムラインに投稿するものに関しても、細かく公開範囲を選ぶことができます。「自分しか見られない投稿」を行うこともできます。
既読通知があるため、「返信が必要なやり取りが必要な場合」などにおいては、特に心強い見方となるでしょう。
SNSの選び方
このように、SNSには数多くの種類があります。
ではこの数多くあるSNSのなかから自分に合ったものを選ぶためには、どうすればよいのでしょうか。
利用目的・発信内容
まず、「利用目的や発信内容」を考えます。
動画の投稿をメインとするのであればユーチューブなどが、写真の投稿をメインとするのであればインスタグラムなどが使いやすいでしょう。日記的に短いセンテンスで発信したいということならばツイッターが便利ですし、従来の携帯電話のメールのようにクローズドな空間で使いたいと考えるのであればラインが便利です。
もちろん現在は、これらのすべてをクリアするSNSも出ています。しかしそれでも、「何に強いか」はやはり異なりますから、「自分が発信したい内容」「自分が何を目的としてそれを使うか」を考えて選び分けていくことが重要です。
利用者の属性・ターゲット層
各SNSには当然利用者がいて、そしてその利用者層はそれぞれ異なります。
たとえばラインの場合は、10代~60代まで幅広く利用されており、もっとも少ない世代であっても76.25パーセント、もっとも多い世代でも97.5パーセントと、20パーセント程度しか変わりません。
しかしツイッターの場合は、利用者層のなかでもっとも多い20代が79.8パーセントの利用率であるのに対し、もっとも利用者が少ない60代ではわずか13.5パーセントしかおらず、その差は実に66.3パーセントにも上ります。
またティックトックでも50パーセントの差があります。
このように、「利用者の年齢」は大きく異なります。そして利用者の年齢が違えば、彼らの属性も変わってきます。ツイッターやティックトックなどならば独身の学生~新社会人が多いでしょうし、30代と40代の利用者が多いフェイスブックでは既婚者で家庭を持っていたり社会人として働いている人が多いといえます。
「自分がどのような人とつながりたいと思っているのか」を意識して、SNSを選微分けていくのも重要です。
出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf
知人や家族に合わせる
「ごく限られた範囲でのやり取りを想定している」という場合は、知人や家族に合わせてSNSを選ぶのも一つの手です。実際、「ツイッターもラインもやっているが、両方とも友人に勧められたからやり始めた。ユーチューブは仕事先で『講座が配信されているから使うように』と言われたから見始めた。それ以外のものに関しては、特段勧められることもなかったから使っていない」という人は多く見られます。
SNSが「人とつながること」をひとつの目的にしているものだと考えれば、このように、「自分の周りの人がやっているツールを選ぶ」というのは、一つの「正解」なのではないでしょうか。
シニア向けSNSなら趣味人倶楽部がおすすめ
「SNSの特徴は分かったけれど、若い世代が多そうでちょっと気が引ける」「同じ年代の人と交流したい」「すでにいくつかのSNSでアカウントを持っているが、それとは別のSNSでも仲間を増やしたい」と考える人には、「趣味人倶楽部」がおすすめです。
趣味人倶楽部の特徴
趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)は、20歳以上の人のみが登録できるSNSです。また、「40歳以上の人限定」「〇〇地区の近くに住んでいる人限定」などのようなかたちでコミュニティを作ることができますし、「〇〇という趣味を持っている人、集まって」などの呼びかけもできます。
新規会員の場合は、「新規会員の日記」として見やすい位置に表示されるため、「登録はしたけど置いてきぼり……」などのような状態になりにくいのも魅力です。
まとめ:SNSは無料なので気軽に試してみよう
趣味人倶楽部にしろほかのSNSにしろ、基本的にはSNSは無料で利用することができます(一部、追加で有料サービスが利用できるものもあります)。
「とりあえず初めてみる」「まぁ嫌になったらやめればいいや」くらいの気持ちで、気軽に初めてみてはいかがでしょうか。