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家庭菜園に最適な育てやすい野菜10選!難易度別に紹介

家庭菜園に興味があるけど、自分には野菜を育てるのは難しいと諦めていませんか?

最低限のお世話でも育てやすい丈夫な野菜もありますので、簡単に育てられる野菜を選ぶことで初心者でも失敗せずに収穫の達成感を味わうことができます。

育て方が簡単な野菜で経験値を積んで、徐々に難易度の高い野菜の栽培に挑戦していくようにすれば、家庭菜園の奥深さを楽しめますよ。

この記事では、難易度別に家庭菜園で育てやすい野菜10選を紹介します。

育てやすい野菜の特徴

家庭菜園の初心者は、まずは育てやすい野菜を選ぶことで、失敗せずに美味しい野菜を収穫できます。

家庭菜園は、季節の野菜を育てる楽しみと、収穫した旬の野菜を頂く2つの楽しみを味わえる素敵な趣味です。しかし、せっかく家庭菜園を始めたのに、最初から上級者向けの難しい野菜に挑戦して枯らしてしまったら、家庭菜園の楽しみを味わうことができません。

ここでは、初心者でも育てやすい野菜の特徴を解説します。

少ない資材やスペースで収穫できる

特に、マンションのベランダなどで家庭菜園をする場合、少ない資材や省スペースで収穫できる野菜を選ぶのがコツです。

家庭菜園を始めるには、種・苗だけではなく、プランターや土・スコップなど、必要な道具が多くなります。さらに、病害虫に弱い野菜を育てる際には、防虫ネットなどの資材が必要になり、初期投資も大きくなってしまいます。

簡単に育てられる野菜を選べば、最低限のプランターや培養土だけでも育てることができますので、初心者でも気軽に始められますね。

また、つるが伸びやすい野菜を育てる際には、支柱を活用してつるが横に広がり過ぎないようにするのもコツです。

収穫までの時期が短い

家庭菜園の醍醐味を最も味わえるのは、育てた野菜を収穫して食卓に並べる時です。

ですので、初めて育てる野菜には、収穫まで1ヵ月程度の、収穫までの期間が短い野菜を選ぶのがおすすめです。

収穫までに半年以上かかる難易度の高い野菜を育てるのも達成感がありますが、初心者のうちには、季節を超えて育てる野菜は、環境の変化に応じたお世話が必要になるため、枯らしてしまうリスクが高くなってしまいます。

室内栽培で育てられるスプラウトなどは、種まきから1週間程度で収穫できますので、まずは手軽にスプラウトを育ててみても良いかも知れませんね。

病気や害虫に強い

初心者のうちは、病気や害虫に強い野菜を選ぶようにしましょう。

野菜を育てられずに枯らしてしまう原因として、病害虫で野菜が弱ってしまうことが1番の要因となってしまいます。また、洗濯物を干すこともあるベランダで、プランターに虫が付いているのは気分的にも避けたいですよね。

また、気候の変化にも強い、適応力の高い野菜を選べば、水やりなどの最低限のお世話でも失敗せずに育てることができますよ。

家庭菜園で失敗しないためのコツ

育てやすい野菜を選んでも、家庭菜園の基礎知識を知らなければ、栽培に失敗してしまう心配があります。

逆に言えば、家庭菜園の知識やスキルを身につけておくことで、難易度の高い野菜に挑戦しても失敗しないコツを知ることができます。

ここでは、家庭菜園で失敗しないための3つのコツを解説します。

最初はプランター栽培から始める

家庭菜園初心者の方は、庭付きの一戸建て・マンションなどの住環境を問わず、小規模なプランター栽培から始めるのがコツです。

家庭菜園はプランターでも充分に楽しめる趣味です。プランターは置き場所を自由に変えられますので、豪雨や強風、寒波など気候が悪条件の場合には、室内にプランターを移動して避難させられます。

また、ベランダなどでプランター栽培をしておけば、野菜の変化にも気づきやすくなりますので、病害虫の処理なども早めに対応できますね。

プランターを購入する際には、育てたい野菜に応じて、プランターの種類を選ぶようにしましょう。

プランターのサイズ栽培に向いている野菜
標準サイズ小松菜、水菜、レタス、ラディッシュ、ニンジンなど
大型サイズキャベツ、白菜などの大型の葉物野菜
深型タイプトマト、キュウリ、ナス、エンドウ、スイカなど

最初は、標準サイズのプランターで育てられる野菜から始めて、大型サイズ・深型タイプとプランターを増やしたり、野菜を移植したり、規模を大きくしていくのも楽しいですね。

プランター栽培だと、直接土に植える「地植え栽培」よりも育てられる野菜が限定されてしまいますが、深型タイプのプランターなら、ジャガイモなどの根菜を育てることも可能です。

プラスチック製のプランターは軽くて取り回しが良いメリットがありますが、経年劣化に弱い面もあります。素焼きの鉢を使えば、ベランダに置いた時の景観も損ねませんので、用途・好みに合わせてプランターを選ぶようにしましょう。

プランターは、日当たりが良く風通しの良い所に設置してあげるようにしましょう。

野菜に適した培養土を選ぶ

野菜を栽培する土には、野菜専用の培養土を使用するのがおすすめです。

培養土は、通気性や保水性に優れた「基本用土」と、通気性や保水性に加え肥料分にも優れた「補助用土」を混ぜ合わせて作られています。ガーデニング用の培養土もありますが、家庭菜園には野菜に適した配合の野菜専用の培養土を選ぶようにしましょう。

基本用土赤玉土、黒土、鹿沼土、日向土、軽石、水苔など
補助用土ピートモス、バーミキュライト、パーライト、腐葉土、たい肥など

基本用土のみで配合された培養土なら、自分の好みの肥料を混ぜ合わせて利用することができます。

ただし、野菜に適した肥料の選び方や配合の割合については知識が必要ですので、家庭菜園初心者のうちは、補助用土の肥料分も配合された培養土を選ぶのが無難です。

病害虫に強い接木苗がおすすめ

野菜の苗には、大きく分けて「接木苗(つぎきなえ)」と「自根苗(じこんなえ)」の2種類があります。

接木苗は、別々の植物の根と茎部分が接木されている苗です。対して、自根苗は種から育てられた「自分の根」を持っている苗です。

接木苗は、育てたい野菜の茎部分と病害虫に強い根などが組み合わされ、同じ野菜の自根苗と比べると病害虫に強く、育てやすくなっています。

店舗で苗を選ぶ際には、葉や茎に虫が付いていないか、葉が萎れたり斑点がないかを確認しておくようにしましょう。

家庭菜園で育てやすい野菜10選

家庭菜園の難易度は、育てる野菜によって大きく変わってきます。

最初は、最低限のお世話で育てられる野菜の栽培から始めて、育てる野菜の難易度を上げていくことで、家庭菜園の知識やスキルを蓄積できます。

ここでは、難易度別に、家庭菜園で育てやすい10種の野菜を紹介します。

とても簡単

家庭菜園が初めての方は、適応力の高い葉物野菜を選ぶのがおすすめです。

葉物野菜は収穫までの時期も短いので、収穫の達成感を味わいやすい、難易度の低い野菜です。

 小松菜

小松菜は適応力が高く、初心者でも育てやすいおすすめの野菜です。

真冬を除くほぼ1年中栽培できる野菜となっており、種まきから1ヵ月程度で収穫できます。種は発芽しやすく、日陰でも育ちますので、陽が当たりにくい方角のベランダでも育てやすい野菜です。

まいた種の多くが発芽しますので、ある程度間引きをしてあげて、密集し過ぎないようにしてあげましょう。

 ミニトマト

ミニトマトは家庭菜園で育てやすい代表的な野菜のひとつです。

5月上旬に苗を植え付けしておけば、7月~10月頃まで長期間収穫できますので、初夏に植えておきたいですね。トマト類はつるが長く伸びますので、支柱を用意してあげてつるが横に広がり過ぎないようにしてあげましょう。

ミニトマトはサラダに入れても美味しい野菜なので、自分で育てたミニトマトを食べる楽しさもひとしおです。

 リーフレタス

サラダの定番野菜のリーフレタスも、家庭菜園で簡単に育てられる野菜のひとつです。

4月~5月の「春植え」、9月~10月の「秋植え」で植え付けをして、種まきから2ヵ月程度で収穫できます。リーフレタスは、株の中心から新しい葉が常に出てきますので、料理に必要な分だけを「摘み取り収穫」できます。

常に自分で育てた新鮮な葉物野菜を食卓に並べられるのは、家庭菜園の醍醐味のひとつですね。

 水菜

水菜は種も発芽しやすく、育てやすい野菜です。

水菜は涼しい気候を好む野菜で、9月~10月頃の「秋まき」で種をまくのがおすすめです。種まきから収穫までは1ヵ月程度と、生育スピードも速く、初心者でも育てやすい野菜です。

秋~冬の寒くなり始めた時期が収穫の時期になりますので、鍋などに自分で育てた水菜を入れても良いですね。

やや簡単

簡単な野菜を栽培して慣れてきたら、やや収穫時期の長い野菜の栽培にチャレンジしてみましょう。

 -ニンジン

深型タイプのプランターを選べば、プランター栽培でもニンジンを育てられます。

ニンジンは春に種をまく「春まき」と、夏に種をまく「夏まき」で育てることができ、種まきから3~4ヵ月ほどで収穫できます。

夏頃が収穫の時期になる春まきの場合、収穫が遅れてしまうと、根が割れる「裂根」の原因になってしまいます。秋に収穫する夏まきの場合、裂根の心配がありませんので、初心者の方は夏まきで育てるのがおすすめです。

 ゴーヤ

沖縄野菜で、暖かい地方でなければ育たないイメージのあるゴーヤですが、地方を問わずに比較的簡単に育てられる野菜です。

5月中旬頃に植え付けをすれば、真夏~9月頃までの長期間収穫できます。種から育てる場合、種の皮が厚く発芽しにくいので、爪切りなどで皮の一部を傷つけて吸水しやすくしてあげるのがコツです。

ゴーヤはつるが長く伸びますので、ネットを張って「グリーンカーテン」としても利用できる野菜です。

 ピーマン

ピーマンは、夏の暑さに強く病虫害も少ない、育てやすい野菜です。

5月~6月に植え付けをすれば、1ヵ月程度で収穫することができます。草丈がそれほど高くまで育ちませんので、支柱無しでも育てることができます。

ピーマンは、食卓でも活躍してくれる野菜ですので、家庭菜園で育てておくと家計にも嬉しいですね。

慣れてきた人向け

家庭菜園に慣れてきたら、追肥が必要だったり病害虫に弱かったりする、難易度の高い野菜の栽培に挑戦してみましょう。

 ナス

ナスは肥料を好む野菜で、植え付けをした後からの追肥が上手に育てるコツです。

ナスは5月上旬に植え付けをして、7月〜10月頃までが収穫時期です。特に美味しい秋ナスを収穫したい場合には、夏頃に増える枝葉を切る「更新剪定」で枝を切り戻してあげましょう。

ナスは「連作障害」を起こしやすいため、毎年同じ場所で育てることができません。ナスを育てる場合には、年ごとに植える場所を変える必要があります。

 短形大根

根の部分だけではなく、葉が特に栄養価が高く美味しい短径大根は、プランター栽培でも育てることができます。

3月~4月頃の「春まき」で種をまき、種まきから2ヵ月程度で収穫できます。

大根はアブラムシやハクサイダニなどの害虫が付きやすく、病害虫の予防・除去に気を配っておく必要があります。必要に応じて、防虫ネットを使用するのも効果的な対策です。

 スナップエンドウ

スナップエンドウは、秋まきで種をまき、冬越しをさせて翌年の4月~6月頃に収穫できます。

種まきから収穫までに半年以上の期間が必要となりますので、長期間にわたってお世話をする必要があります。

スナップエンドウは連作を嫌う野菜で、2年続けて同じ場所に植えると「立枯れ」などの連作障害を起こしてしまう可能性があります。

趣味人倶楽部で家庭菜園のコミュニティを探す

趣味を長く、楽しく続けるためには、同じ趣味を持った仲間を探すのがおすすめです。

大人世代のSNS「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」では、コミュニティ機能で、自分と同じ趣味を持った仲間を探すことができます。コミュニティとは、趣味や話題などのテーマに興味を持った人の集まる広場のような場所です。

趣味人倶楽部では、家庭菜園のコミュニティもたくさんありますので、家庭菜園の悩みや喜びを仲間と共有してみてはいかがでしょうか。

まとめ:慣れてきたら難しい野菜に挑戦しよう

家庭菜園は、育てる野菜によって難易度が大きく変わる趣味です。

最初は、省スペースで始められるプランター栽培で、収穫までの時期が短い葉物野菜を育てるのがおすすめです。慣れてきたら、収穫までの時期がやや長い野菜に挑戦するなど、徐々に難しい野菜に挑戦してみましょう。

家庭菜園は懐の深い趣味ですので、どんな野菜を育てても楽しむことができます。

まずは、自分の育てられる野菜を収穫まで育てきって、家庭菜園の楽しみを味わうことから始めましょう。

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