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社交ダンスの種類を紹介!種目の難易度や特徴も解説

社交ダンスには、非常に多くの種類があります。

それぞれ解説していきましょう。

社交ダンスは大きく2種類に分かれる

社交ダンスにはたくさんの種類がありますが、それらはまず「スタンダード」と「ラテンアメリカン」に分かれています。

スタンダード

優雅で上品、ノーブルな雰囲気を持つ社交ダンスが、「スタンダード」です。

西欧諸国の宮廷などで踊られてきたダンスであり、貴族的な性質を持ちます。

ちなみに今でもヨーロッパには「デビュタント」という考え方があります。これは、白いドレスに身を包んで社交界にデビューする若い女性のことを指しますが、彼女たちが踊るのは、このスタンダードに分類されるワルツと決められています。

ラテンアメリカン

南米を故郷に持つ社交ダンスが、「ラテンアメリカン」です。

生き生きとしていてアクティブで、明るい曲で情熱的に踊るのがラテンアメリカンの特徴で、スタンダードとはまったく異なる性格を持ちます。

後述する「ルンバ」などがこれに分類されます。

スタンダードの種目

ここからは、スタンダードの種目について詳しく解説していきます。

ワルツ

すでに述べた通り、ワルツはデビュタントが踊る踊りとして名高いものです。ただ当然、デビュタント以外の人もこれを踊ることはできます。

「社交ダンス」と聞いたときに多くの人が思い浮かべる、「くるくると回転する踊り」であり、非常に華やかです。

社交ダンスの王道ともいえるダンスですが難易度は高く、初心者さんには厳しいでしょう。

タンゴ

激しい部分と静かな部分が混在するダンスで、見ていて非常に面白く感じられるダンスでもあります。

スタンダードはラテンアメリカンに比べると動きがゆったりしているものが多いのですが、タンゴはある程度激しさを伴う踊りとなります。ただ、上下に動くことは少ないので、年を重ねた人でもチャレンジしやすいかもしれません。

スローフォックストロット

なめらかに、しっとりと、足を止めずに動き続けながら静かに踊っていくのがスローフォックストロットです。音楽は4拍子で、膝などを柔らかく使って動きます。

派手な動きがない分踊りやすいダンスのように見えますが、実際には「足の動き」が重要でごまかしも利きにくいため、難易度は決して低くありません。

クイックステップ

スローフォックストロットが「スロー」なら、こちらは「クイック」です。

文字通り非常にスピード感があり、すばやく、軽快に、跳ねるように動いていくダンスです。移動量・運動量ともに多く、場合によっては走ることすらあります。

また、このような激しい動きを美しく見せるためには、パートナーの動きと合わせることも必要になってきます。

ヴェニーズワルツ

伝統的なワルツであり、かつては2つ~4つのステップでのみ構成されていました。しかし現在はこのあたりの縛りは割とゆるやかになっており、ほかのステップを入れたヴェニーズワルツも提案されるようになっています。

競技会向きのダンスであるため、「社交の」場ではあまり用いられません。その性質からも分かるように、上級者向けです。

ブルース

この「ブルース」は、社交ダンスのなかでもっとも初心者向きだといわれています。

4拍子のゆるやかな曲で楽しむダンスで、ステップも遅く、また簡単です。

このため初心者さんであっても簡単に踊ることができます。

「踊る楽しみ」をまずは知りたいということであれば、このブルースから挑戦するとよいでしょう。

ラテンアメリカンの種目

ここからは、ラテンアメリカンの種目について解説していきます。

チャチャチャ

ワルツがスタンダードの代表例であるのなら、チャチャチャはラテンアメリカンの代表例であるといえます。

リズミカルな曲調の音楽に合わせて踊ること、だれもがよく知る音楽を利用することから、非常に盛り上がります。シャープでスピーディーな動きが特徴のダンスでもあります。

サンバ

サンバは「ラテンアメリカン」に分類されるものでブラジルで長く楽しまれてきたものですが、社交ダンスとしてのサンバはそれをイギリスナイズドしています。

激しいアップダウンと長い移動距離を持つのが特徴です。

チャチャチャよりはスピードが遅いこと、また比較的覚えやすいダンスであることから、ラテンアメリカンを初めて踊る人にも愛されています。

ルンバ

チャチャチャと並んでラテンアメリカンの人気種目であるルンバですが、その音楽や方向性はチャチャチャと大きく異なります。

ゆっくりしっとりとした4拍子の音楽が採用されているのですが、「男女の恋愛」を強く描き出しているのが最大の特徴です。視線を合わせるなどの動きがダンスのなかに組み込まれていて、それぞれの持つ表現力の高さがダンスの出来に大きく影響します。

パソドブレ

スペインといえば闘牛、というイメージを持っている人も多いことでしょう。この「パソドブレ」は、マタドールと牛を表すダンスです。男性がマタドール、女性が牛あるいはマタドールがまとう赤いケープの役目を果たします。

「闘牛」ということからも分かるように、非常に情熱的で、緊張感を持ち、激しく、熱いダンスとなります。

ちなみに女性が主役となる社交ダンスの世界において、唯一男性が主役となる演目がこの「パソドブレ」です。

ジャイブ

ジルバから生まれたのが、この「ジャイブ」です。

社交ダンスのところで「ヴェニーズワルツは競技会で踊られ、社交の場で踊られることは少ない」としましたが、ジャイブもそれと似た性質を持ちます。ジャイブの場合は「競技会のなかでもさらに上級のクラス」のみでしか踊れないため、生で観たことのある人は少ないかも知れません。

足をけり上げるように踊る振付であるのが特徴で、スピードも速く、運動量は膨大なものとなります。

ジルバ

南米生まれのダンスで1910年ごろにニューヨークの黒人に非常に好まれたダンス、それが「ジルバ」です。明るくリズミカルな曲調で、ラテンアメリカンのなかでは比較的簡単な種類だといえます。

「だれでも踊れるダンス」「初心者さん向けのダンス」でもあるため、ラテンアメリカンをやっていきたいという人は、まずはこれから始めるとよいでしょう。

趣味人倶楽部で社交ダンスのイベントをチェック

「社交」という名前からも分かる通り、社交ダンスは「だれかと一緒に行うこと」が前提となる趣味です。

もちろんステップの練習などは1人でもできないわけではありませんが、基本的にはほかの人を交えて楽しんでいくものだといえるでしょう。

ただ、「自分の身の回りに社交ダンスをやっている人がいる」という人は、それほど多くはないものです。そのため、多くの人はダンススクールなどに通う選択肢を取ることになります。

趣味人倶楽部では、社交ダンスのイベントも行っています。「まずはちょっとやってみたい」「コミュニティに属して長く楽しみたい」という人は、趣味人倶楽部で仲間を探してみませんか。

まとめ:まずは始めやすい種目から社交ダンスに挑戦

難しいイメージのある社交ダンスですが、なかには簡単なものもあります。

また何よりも、社交ダンスは「社交」、人と交わることを楽しみにしながら踊るものです。失敗しても上手くいかなくても、みんな初めは初心者です。楽しみながら社交ダンスを踊ってみてくださいね。

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