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ゴルフ初心者の目安となる平均スコアを解説!コースデビューはいつすべき?

ゴルフのコースデビューをしてみたいけど、どれくらいのスコアで回れたら合格ラインなのか悩んでいる方も多いでしょう。

ゴルフはスコアを競い合うスポーツですので、平均スコア数はゴルファーとしてのレベルを計る分かりやすい指標となります。「スコア100切りを目指す」など、具体的なスコアの目標を立てることで、練習に対するモチベーションアップにも繋がりますね。

しかし、初心者のうちは、自分の平均スコアがどの程度のレベルに達しているのか分からなくて悩んでいる方も多いでしょう。

この記事では、ゴルフスコアの基本的な知識から、ゴルフ初心者の目指すべきスコアの目安まで解説します。

ゴルフスコアの基本知識

ゴルフには審判が居ませんので、スコアは自己申告で管理しておく必要があります。

ですので、最低限スコアカードの見方や、スコアの数え方・記入方法は知っておかなければなりません。また、ゴルフはスコアを競うスポーツですが、同伴者に勝ちたい一心でスコアを誤魔化してしまうのは論外です。

ラウンドするコースによっては、スコアについてのローカルルールが採用されているケースもありますので注意が必要です。

スコアの数え方

ゴルフは18ホールを周り、1ラウンド18ホールのスコアを合計して競うスポーツです。

基本的には、各ホールの打数(打った回数)に、打罰(ペナルティ)を加えたものがスコアとなります。

各ホールには規定打数が設定されており、規定打数でカップインした場合を「パー」と呼ぶなど、規定打数からの差によってスコアの呼び方が変わります。

パー規定打数通り
バーディ(規定打数)ー1
イーグル(規定打数)ー2
アルバトロス(規定打数)-3以下
ホールインワン1打でカップイン
ボギー(規定打数)+1
ダブルボギー(規定打数)+2
トリプルボギー(規定打数)+3

18ホールの規定打数(パー)はほとんどのホールで「72」となっています。

プロの試合では、合計の打数を規定打数からの「+」「ー」の差でスコアが表現されることが多く、トータルで規定打数よりも2少ない70で回った場合「トータルー2」と言った形で表現されます。

また、実力差のあるメンバーでラウンドをする場合、「ハンディキャップ」などが適用されることがあります。近年では、誰が勝つかが最後まで分からない「新ぺリア方式(ダブルぺリア)」なども人気です。

スコアカードの見方

スコアカードに記載されている情報は、主に次の4つです。

・ホールの番号

・難易度(HDCP)

・距離

・規定打数(パー)

コースを回る際には、アウトコース(OUT)9ホールと、インコース(IN)9ホールのスコアを記入し、合計のスコアを計算します。

自分と同伴者の名前を記入し、各ホール終了時に打数を記入するようにします。自分のスコアだけではなく同伴者のスコアも記入しておけば、現時点で誰がリードしているかが分かり、ラウンドが盛り上がりますね。

スコアカードにはHDCP(ハンディキャップ)の項目に1〜18(18ホールのコースの場合)の数字が割り振られています。

HDCPは本来、実力差のあるメンバーでラウンドする際のハンディキャップとして記載されているものですが、数字が小さいほど難しいホールであると考えることもできます。例えば、「HDCP1」のホールは、そのコースで最も難易度が高いと考えられます。

スコアカードはクラブハウス、または受付時に受け取ります。

打罰(ペナルティ)

ゴルフのスコアは、実際に打った打数に打罰(ペナルティ)を加えて計算します。

OB(Out of Bounds)1打罰
池ポチャ(ウォーターハザード)1打罰
ロストボール1打罰
素振り時にバンカー内の砂にクラブが触れる2打罰
プレイング4(コースによる)2打罰

例えば、ティーショットでOBになった場合は、打った1打にペナルティの1打罰を加え、3打目としてティーショットをやり直します。

打罰が付くとトータルのスコアが大きく増えてしまいますので、良いスコアを出すためにはできるだけペナルティの少ないプレーを心掛けるようにしましょう。

コースデビューの目安

ゴルフには「ラウンド」以外にも、「打ちっぱなし」という練習場があります。コースデビューの前に打ちっぱなしでの練習が必要になります。ここでは、どのくらいの期間で、何回くらい練習したらコースデビューできるのか、をご紹介します。

期間の目安は3ヶ月

練習はもちろん長くするべきですが、目安は約3ヶ月です。もちろん人によるものもありますが、3ヶ月も練習することでボールがしっかり当たるようになります。

とはいえ、完璧に当たるまで練習する必要はありません。同伴者に迷惑がかからない程度に上達すれば大丈夫です。

練習回数の目安は10回

同伴者に迷惑をかけないレベルには、「10回程度」の練習が必要です。

週に1回ほど打ちっぱなしに行き、10回ほど行けば3ヶ月間になります。

そのくらいがコースデビューの目安ですね。

ゴルフの平均スコアの目安

ゴルフ人口全体での平均スコアがどのくらいになっているのかを見ていきましょう。

公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会(PGS)の行ったアンケート結果から、推計される「平均スコア別ゴルフ人口」は以下の通りです。

【図表1】

130以上0.1%
120~100台26.6%
90~80台69.7%
70台3.6%

図表1 公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会「PGSゴルフ需要調査 集計分析報告書」 P8「ゴルフ人口全体の平均スコア分布」より抜粋http://www.pgs.or.jp/data/CT_20130719130846_d08ea5ef-5770-40a1-b1f2-c754d9dd5361.pdf)

アンケート結果を見ると、スコア90〜80台の方の割合が最も多くなっています。しかし、スコア100切りはゴルフの初心者と中級者を分けるボーダーラインですので、現在のスコアが100を切れていなくても恥じる必要はありません。

ここでは、初心者が段階を追って目指すべきスコアの目安を解説します。

130以上:初心者

初ラウンドの際には、130以上のスコアでも恥じることはありません。

初ラウンド時の平均スコアは、

・男性:120~150

・女性:130~160

が平均と言われています。

ゴルフでは、各ホールに定められた規定打数の3倍に当たる打数を打ってしまった場合、ギブアップができる場合もあります。

極端に打ち過ぎてしまうと、スロープレーになってしまい、次の組にも迷惑をかけてしまいますので注意が必要です。

120〜100:脱初心者

スコア100〜120程度を平均で出せるようになれば、初心者から一皮剥けたと言って良いでしょう。

パー72のコースで120で回る場合、トータルで+48となります。1ホール当たりをダブルボギーからトリプルボギーで回る計算です。

100以下:中〜上級者

ゴルフの第1の壁となるのが、平均スコア100を切ることです。

平均スコアが100を切れるようになれば、もう誰にも初心者と呼ばれる心配はありませんね。

70台:シングルプレーヤー

平均スコアが70台になる、ハンディキャップが1桁台の方は「シングルプレーヤー」と呼ばれ、アマチュアゴルファーの憧れとなります。

シングルプレーヤーは、アマチュアゴルファー全体の5%程度と言われていますので、セミプロと言っても過言ではありません。

ゴルフは平均スコア100切りが大きな壁

ゴルフは平均スコア100切りが、最初の大きな壁と言われています。

日本パブリックゴルフ協会(PGS)の行ったアンケート結果では、スコア100を切る90台の方はゴルフ歴21年以上の方が最も多く、120台の方には3年以内の方が最も多いという調査結果が出ています。

【図表2】

ゴルフ歴90台120台
1年未満0.2%10.8%
3年以内2.4%30.7%
5年以内4.6%17.6%
10年以内10.2%13.3%
15年以内11.3%8.8%
20年以内15.4%8.4%
21年以上55.7%10.2%

図表2 公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会「PGSゴルフ需要調査 集計分析報告書」 P8「平均スコア階層別ゴルフ歴構成」より抜粋http://www.pgs.or.jp/data/CT_20130719130846_d08ea5ef-5770-40a1-b1f2-c754d9dd5361.pdf)

単純にゴルフ歴の長い方の方が良いスコアを出しやすいという側面もあります。しかし、スコア100を切ることでゴルフを楽しみ、長く続けられていると考えることもできますね。

スコア100を切るために具体的には、パー72のコースをトータル+26(スコア98)で回る必要があります。

コースごとのプランを考えると、スコア100切りをするための具体的なイメージが湧きます。

・パー4(10ホール):ボギー×4、ダブルボギー×6(+16)

・パー5(4ホール):ボギー×4(+4)

・パー3(4ホール):ボギー×2、ダブルボギー×2(+6)

上記のプランでは、トータル26オーバーとなり、スコア98で100を切ることができます。

スコアカードに目標の打数と結果を記入して、100切りを意識してラウンドをしてみるのも良いのではないでしょうか。

ゴルフ初心者がスコアを上げるコツ

スコアにこだわらなくても、青空の下コースを回るだけでも楽しいものですが、やはりゴルフをしている上でスコアアップは大きな目標になりますよね。

ここでは、ゴルフ初心者がスコアを上げるための3つのコツを解説します。

スライスの原因を研究する

多くの初心者ゴルファーを悩ませるのが、ショットが自分の利き手側に曲がって飛んでしまう「スライス」です。

スライスには、大きく分けて次の3つがあります。

・プルスライス

・ストレートスライス

・プッシュスライス

この中でも、初心者が特に陥りやすいのが、ショットが1度利き手と逆側に出てから利き手側に曲がる「プルスライス」です。

プルスライスはクラブのフェースが開き、スイング時のクラブヘッドが身体の外側から内側に軌道する「アウトサイドイン」になってしまっているのが原因です。

ですので、クラブのフェースをボールに向かって正面に当てる。また、スイング時にクラブヘッドを内側から入り内側に出す「インサイドイン」を意識することで、スライスを回避できますよ。

クラブを一通り使って練習する

打ちっぱなしなどでの練習時に、使いやすいクラブだけではなく、クラブを一通り使って練習するのは有効です。

ゴルフのラウンドでは、ウッド・アイアン・ユーティリティ・ウェッジ・パターを組み合わせて、最大14本を携行できます。コースのどの局面でどのクラブを使うべきか選択することがスコア向上に重要となってきます。

クラブによって打ち方も変わってきますので、携行する全てのクラブのスイングに慣れておきましょう。

ラウンドレッスンを受ける

初心者こそ、しっかりしたインストラクターによるラウンドレッスンを受けるべきです。

打ち方に癖のついていない初心者のうちにレッスンを受けておけば、正しいスイングや打ち方を覚えられますので、ゴルフの上達が早くなります。また、コースの局面ごとのクラブの選択についても学べますので、練習場でのレッスンよりも実践的です。

ゴルフには、知っておくべきマナーやルールも多くなっていますので、ラウンドレッスンを受けて、最低限のルール・マナーを知っておくのも良いですね。

趣味人倶楽部でゴルフ好きなユーザーとつながる

大人世代のSNS「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」では、同世代のゴルフ好きなユーザーとつながることができます。

趣味人倶楽部では、同じ興味・関心を持つ方が集まる「コミュニティ」の機能があり、ゴルフに関するコミュニティも多くなっています。

ゴルフのコミュニティでは、初心者〜上級者までのレベル別でもコミュニティが分かれていますので、初心者でも臆することなく参加することができます。

スコアを目標として練習することはゴルフ上達の近道です。趣味人倶楽部のコミュニティでスコアを競い合えるゴルフ仲間を作るのも良いのではないでしょうか。

コミュニティではこのような活動が行われています。

まとめ:ゴルフは一生楽しめる趣味

ゴルフはスコアによって自分の上達の程度が可視化され、スコアアップを目標にモチベーションを保ちやすい、一生楽しめる奥深い趣味です。

初心者のうちは、まずは第1の壁となる100切りを大きな目標として、平均スコアを伸ばすのを目標とすることで自分磨きにもなります。

また、競い合うゴルフ仲間を作ることで、ますますゴルフの奥深さに触れることができますね。

年齢や男女関係なくゴルフを楽しむことができますので、生涯楽しめる趣味としてゴルフを始めてみてはいかがでしょうか。

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