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日記の書き方を見本付きで紹介!続かない人にありがちな失敗とは
その日起こったことを書き記す「日記」は、10年後や20年後に見返すことで当時のことを思い出せるようになるものです。
また、心の動きを記録することで、自分自身の人生や行動を見直すきっかけにもなるでしょう。
ただ、「日記を書きたいけれど、書き方がわからない」「日記を書いてはいるものの、なかなか続かない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは
・日記を書き続けられなくなってしまう理由
・日記を続けやすくなる効果的な書き方
・日記の書き方の例・見本
の3つを解説していきます。
日記を書き続けられなくなる理由
日記は、「必ず毎日つけなければならないもの」ではありません。そのため、「日記を書き続けられないこと」を過度に気に病む必要はありません。
ただ、「日記を書き続けたいと考えているのに、なかなか続かない」という場合は、下記のような原因があるのかもしれません。日記に向かい合うときの自分の思考パターンや書き方を一度客観的に見てみて、「日記が続かないよくある原因」と照らし合わせてみましょう。
書き方がパターン化されていない
日記は自由に書いて構わないものですが書き方をある程度定めておかないと、「どのように書き出したらいいかわからない」という状況に陥りがちです。
日記に限ったことではありませんが、「最初の1行め」「最初の1歩め」は一番書き出すのが難しい場所です。またここで詰まってしまうと、書き進めていくためのモチベーションが保てなくなります。
このような状況を避けるためには、「最初の1行めに何を書くか」をパターン化してしまう方法がおすすめです。
たとえば、「〇年×月▽日、晴れ」などのように、「何年の何月何日で天候は何か」から書き始めてしまう、と決めるのです。
またもう少し長くして、「〇年×月▽日、晴れ。8:00出社、19:00帰宅。21:00~23:00DVD鑑賞」などのように、「初めにおおまかなスケジュールを書く」と決めるのもいいかもしれません。
日記を書く目的があいまい
「日記をなぜ書くのか」の目的を明確にしておくと、日記は書きやすくなります。
たとえば、「文章力を高めたり、語彙力を増やしたりしたい」と考えて日記を書くのであれば、ときに辞書を使いながら「作り上げて」いくことが望ましいといえるでしょう。
「備忘録的なかたちで使いたい」ということならば簡潔にまとめてしまっても構いません。
「自分の感情を整理するために書き出すのだ」と考えているのであれば、感じたことや感情の動きを書き記すやり方が望ましいでしょう。
「自分は何のために日記を書くのか」を明確に定めれば、芯がぶれず、書きやすい書き方を選んでいけるようになります。
モチベーションが維持できない
日記を続けられない人のなかで、明確に「今日から書くのを止めよう」と考えて筆を止める人は決して多くないと思われます。
多くの場合は、「なんとなく」「1日間が空いて、そのままずるずると」という感じで止めていく人が多いのではないでしょうか。
このような場合は、「今まで書いてきた文章」を読み返してみると良いでしょう。「ここまでがんばって書いてきたのだから、もう少しがんばろう」という気持ちになれるはずです。
日記を続けやすくなる効果的な書き方
上でも少しお話ししましたが、ここからはより詳しく、「日記を続けられるようにするための効果的な書き方」について解説していきます。
3行以内でまとめる
負担なく日記を書き続けるようにするためには、「3行以内で日記を書く」というやり方をとると良いとされています。
「今日起きたすべてのことを書き記そう」と思うと非常に疲れてしまうものですが、「3行以内で構わない」と思えば、書きやすいのではないでしょうか。
ちなみにこの方法は、「文章を上手く書けるようになりたい」という目的で日記を書く人にも有用です。文章を書いた経験のある人ならばだれもが感じることですが、短い文章できちんと意思や説明、理論を伝えることは、長い文章で伝えることよりもさらに難しいからです。
短い文章を、正確に、きちんと、わかりやすく書いていく意識を持つことは、文章力の向上を狙って日記を書きたい人にも向いています。
なぜ書くのかという目的を決める
「どのような目的を以て日記を書くのか」を自分のなかで明確に定めることは、日記を書く上で非常に重要です。それによって書き方が変わってきますし、何よりもある程度の真剣さを持って日記に向き合うことができるようになるからです。
上で紹介したように、
・文章力や語彙力の向上を目指す
・備忘録として使う
・感情の整理のための手段として書く
などが代表的な例です。ただこれ以外にも、
・夢に向かって努力しているので、その進展状況を記録していく
・思いついたアイデアをメモするための手段として、日記を用いる
・食事や仕事の内容を書くことで、自分の食生活をコントロールしたり、ワークライフバランスを考えたりする方法とする
などの目的が挙げられます。
どのような目的でも構いませんから、「何のために自分は日記を書くのか」を明確にしておきましょう。
毎日書くことにこだわらない
日記は基本的には「毎日書くもの」という性質を持つものですが、毎日書くのが難しいのであれば飛ばし飛ばしに書いても構いません。あるいは、「友人やパートナー、家族と旅行しているときは書かない」「帰宅時間が0時を回ったときには書かない」などのように考えても良いでしょう。
毎日日記を書き続けることで「継続する気持ち」が持ちやすくなるという面は、たしかにあります。
しかし、日記は「日報」ではありません。書くことが完全に「義務」になってしまえば、日記を書きたいという意欲は逆にそがれてしまうことでしょう。
そのため、逆に、「少し間が空いても続けられればいい」「1週間に3回程度書ければいい」「ウィークデイだけ書いて、週末は休めばいい」のように、柔軟に考えておく方が続けられるかもしれません。
日記は、楽しく書くものです。日記を書くこと自体がストレスになってしまえば、日記を書く意味は薄れてしまいます。
しかし上記のような考えを持つことで、日記を効果的に続けていくことができるようになります。
日記の書き方の例・見本
最後に、「それではどのようにして日記を書いていけばいいか」の具体的な例を見ていきましょう。
3行だけの日記
「3行だけの日記」は、文字通り、3行だけで完結させる日記のことです。これは、順天堂大学医学部の小林弘幸教授(以下では「小林教授」の表記に統一)によって提唱された書き方であり、特に「3行日記」と呼ばれています。
小林教授の提唱する3行日記は、
・手書きで行う
・ベッドに入る直前に書く
・書いた日の日付と、曜日を記入する
・簡潔に、しかし丁寧に、時間をかけて書く
とされています。
また書くべき内容も決まっています。
1.その日起きた良くなかったこと
2.その日起きた良かったこと
3.明日叶えるべき目標
の3つです。
なお、「良くなかったこと・良かったこと」のなかには、「その日起きた上手くいかなかった(上手くいった)出来事」以外にも、「自分が不快に感じた(自分が楽しいと感じた)こと」などの心情的な面も含まれます。
また、3の「明日叶えるべき目標」は、大きなものを設定する必要はありません。身近なもので構いません。
これを行うことで、自律神経が整えられ、より快適な明日を迎えられるようになるとされています。
今はアプリなどを利用してスマホで書ける日記が流行っていますが、この3行日記のように「手で書くこと」を重んじる方法もなかなかユニークなものです。
出典:STUDY HACKER「自律神経が整う「3行日記」が最高。夜寝る前の “たった5分” で頭もスッキリ!」
感謝の気持ちを綴った日記
非常にポジティブな気分になれる「感謝の気持ちを綴る日記」は、人間の思考パターンを変えていく上でも役立ちます。
感謝の気持ちを持てる人は、そうではない人に比べてストレスに強く、幸福度が高いともいわれています。
日々の生活のなかで「感謝できること」を探して日記に記していくことは、思考パターンの変化をもたらしてくれるきっかけとなります。「感謝できること」を自らの手で記すことで、「感謝の気持ちを持つ習慣」を身に着けることができるようになるわけです。
やり方としては簡単です。
1.今日起きた出来事を書く
2.1によって起きた「良いこと」を探す
3.最後に、「1が起きたことで、2のような良いことがあった。1に感謝する」などのように記す
この手順を守るだけで良いのです。
このとき、1は、必ずしも「良いこと」である必要はありません。たとえば「プレゼンで失敗した」「待ち合わせ場所に遅刻した」などの、マイナスの出来事でも構わないのです。
そのような失敗を受けた上で、2で、「もう少しはっきりしゃべるべきだということに気づいた」「事前に足を運んでおけば慌てずに済みそうだという学びを得た」などのように記すようにします。
この方法は、「マイナスの出来事のなかからも学びを得て、その学びが得られたことを感謝する姿勢」を持つための日記の書き方だといえます。
出典:STUDY HACKER「【保存版】効果的な日記の書き方7選」
一言だけの日記
「一言だけ日記」は、「短い」という意味では「3行日記」と同じですが、その性質は異なります。
これは主に「良いこと」に焦点を当てたもので、「食事がおいしかった」「DVDが面白かった」などのように書き記していくスタイルをとります。
この考え方に基づいて自分が味わった「良いこと」を言語化して残すことで、前向きな考え方にシフトしていけるとされています。
「たったの1行で終わる」「新しいアプリや日記帳を買う必要もなく、手持ちのスケジュール帳にでも書きつけられる」という手軽さも非常に人気です。
「今までは、『長く書かなければ』と思ってしまって、結局長続きしなかった」という人にも、この「一言だけの日記」はおすすめです。
出典:STUDY HACKER「【保存版】効果的な日記の書き方7選」
趣味人倶楽部で日記を投稿しよう
日記は、「自分の心に向き合うためのもの」「自分の行動を記録していくもの」という性格を強く持ちます。
しかしときに、「自分の思い出や行動を人と共有するためのもの」という性質を持つこともあります。「自分1人で勝手に書くことだけれど、共感する人がいたらうれしい」と考えて記すこともあるでしょう。
このようなことを考える人には、趣味人倶楽部の日記がおすすめです。
ここでは、賞品ありの日記コンテストが開催されていますし、新規会員さんの日記がピックアップされる機能も付いています。
「自分の言葉をだれかと共有したい」「新しく入ったばかりなので、人に見てもらって新しいつながりを持ちたい」という人は、ぜひこれを利用してください。
まとめ:日記を読み返すと継続しやすい
ここまで、「日記を続けるための方法」をいくつか紹介してきました。
短く書いたり、目的を決めて書いたり、毎日書かなければならないという固定概念を捨てたり、読み返したりすることで、「続かない日記」は「続けていける日記」に変わっていくでしょう。参考にしてみてくださいね。