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【渓流釣り】仕掛けの作り方を解説!アマゴ・ヤマメのエサ釣りを解説
渓流釣りを始めてみたいけど、上級者向けのイメージがあり、自分には敷居が高いと諦めている方も多いのではないでしょうか。
しかし、渓流のエサ釣りなら最小限の装備で始めることができますので、初心者でも難しく考える必要はありません。
渓流釣りは奥が深く、清流の流れを感じながら釣りを楽しめる、一生楽しむことができる趣味のひとつです。また、アマゴやヤマメは食べても絶品ですので、釣る楽しみと食べる楽しみを味わうことができますね。
この記事では、渓流釣りの仕掛けの作り方や、釣り方のコツを紹介します。
渓流のエサ釣りとは
渓流のエサ釣りは、比較的シンプルな仕掛けで楽しめる、初心者にも始めやすい釣りです。
川釣りには、釣りをするポイントによって大きく分けて3つの種類があります。
・源流釣り
・渓流釣り
・本流釣り
川の上流から、源流→渓流→本流と流れており、川底まで大きな砂利や岩で構成されています。
源流は道がないポイントが多く、沢登りをして釣り場までたどり着く必要があるなど、危険も伴う上級者向けの釣り場です。渓流は、林道沿いなどのポイントもありますので、初心者でも挑戦しやすいですね。
渓流では、アマゴやヤマメ・イワナなどが人工的に放流されており、川釣りの入門には最適です。
浮きを使わない「ミャク釣り」
渓流のエサ釣りは、浮きを使わずに軽いオモリを付けた釣り方で「ミャク釣り」とも呼ばれています。
流れに合わせて仕掛けを送り、糸に付けた目印の動きや、竿先・指先の変化を感じてアタリを取る釣り方です。アタリの取り方が魚の「脈」を取るのと似ていることから、ミャク釣りと呼ばれるようになったようです。
渓流釣りに使うエサの例は以下の通りです。
・ミミズ
・イクラ
・ブドウムシ
・クロカワムシ
・ヒラタカゲロウ
ミミズやイクラなどのエサは、釣具店でも手に入れやすく、針への付け方も難しくありませんので、初心者向けです。
ただし、クロカワムシやヒラタカゲロウなどの虫は、釣具店などで購入することはできません。現地で調達して利用することで、魚がいつも食べているエサを利用できますので、食いつきが良くなります。
釣れる魚の種類
渓流のエサ釣りで釣れる、代表的な魚の種類は以下の通りです。
・アマゴ
・ヤマメ
・イワナ
・ニジマス
渓流で釣れる魚はサケ科の仲間が多く、釣る楽しみだけではなく、食べても美味しいのが特徴です。
アマゴ・ヤマメ・イワナは、初心者には見分けが付きにくい魚ですが、
・パーマーク(胴体の小判状の斑点)と朱色の斑点があるのがアマゴ
・パーマークがあり、朱色の斑点がないのがヤマメ
・背中に白い斑点があるのがイワナ
と、見分けることができます。
ルアー釣りとの違い
渓流のエサ釣りとルアー釣りの大きな違いが、仕掛けの投げやすさと魚の食いつきの良さです。
渓流釣りでも「渓流ルアー」を使ったルアー釣りが可能で、渓流でのルアー釣りを愛好されている方も少なくありません。しかし、渓流ルアーを狙った場所に落としこむには練習が必要ですので、初心者にはエサを落としこむ方が簡単です。
また、エサの方が魚の食いつきも良いので、初心者はエサ釣りから始めるのがおすすめです。
渓流釣りの仕掛けを作る方法(結び方)
渓流釣りの仕掛けは非常にシンプルです。
投げ釣りやルアー釣りとは違い、竿→糸→針のシンプルな構成となっており、針は1本の仕掛けになることが多くなっています。
渓流釣りでは、3種類の糸で仕掛けを作ります。
・穂先付近に使う水に入れない「天井糸」
・水中に入れ込む「水中糸」
・針の付く「ハリス」
渓流竿の穂先(リリアン)と天井糸を結ぶ、「チチワ結び」の結び方は以下の通りです。
①糸の先端を折り返し、ループを作ります。
②ループを折り返し、糸の上側に重ねます。
③折り返したループ部分を8の字にねじります。
④ループの先端を8の字の輪の中に通します。
⑤同様に先端にもうひとつ輪を作ります。
※写真は撮影したものです。使えるようでしたらご使用頂き、使えなさそうでしたら破棄して頂けましたら幸いです。
チチワ結びは、渓流釣りの仕掛け結びの基本となりますので、覚えておきましょう。
必要な道具一覧
渓流釣りは、投げ釣りやルアー釣りに比べて、必要な道具も最小限です。
・竿
・糸
・目印
・オモリ
・針
竿には、収納時のサイズによって「小継ぎ」「中継ぎ」などの種類がありますが、最初は小継ぎが使いやすいでしょう。
オモリはガン玉の3B(1g)〜4B(1.25g)を使うことが多いですが、調整できるようにサイズ別に用意しておくのがおすすめです。
また、釣った魚を入れるためのクーラーボックスや、川に入るための長靴などを用意しておくようにしましょう。
目印の結び方
渓流のエサ釣り「ミャク釣り」では、浮きを使わずに目印となる糸を結んで使います。
目印の結び方は以下の通りです。
※画像は作成したものです。使えるようでしたらご使用頂き、使えなさそうでしたら破棄して頂けましたら幸いです。
・道糸に目印の糸を絡め片結びします
・目印用の糸を5mm程度残してカットします
・目印の色を変えて道糸に3つ程度付けます
目印の動きが分かりやすいように、目立つ色の糸を使用するようにしましょう。
釣る場所や魚によって「オモリ」を調整する
渓流釣りのオモリ(ガン玉)は、適切な重さで付けないと魚に警戒心を与えてしまいますので、釣る場所や魚によって細かく調整する必要があります。
ヤマメ・アマゴのエサ釣りでは、川底のあたりを流れるようにオモリを調整します。オモリが狙う場所に合っていれば、水面に出ている目印が川面の流れよりもゆっくりと流れます。
また、魚の警戒心を防ぐために、針からオモリまでの位置も調整してあげましょう。
3B〜4Bの大きめのオモリを使う場合、針先からオモリまでの距離を20cm〜40cm程度、長めに取ります。逆に、B以下の軽いオモリを使う場合には、15cm〜20cm程度に短く取ります。
渓流釣りのコツ
渓流釣りは、比較的初心者でも釣りやすい上げ釣りですが、釣り方にはある程度のコツが必要です。
ここでは、初めての渓流釣りでも釣果をあげられるように、渓流釣りのコツを解説します。
渓魚が集まるポイントを狙う
「モミアワセ」
岩によって川の流れが二手に分かれた後、石裏で巻き込むような流れができます。その下流で流れの集束が起こり、モミアワセとなります。モミアワセ付近にまた大きな岩があれば、魚がより集まりやすいです。つまり、川の流れに沿って大きな岩が二つある間の下流側の岩付近が狙い目のポイントです。
「落ち込み」
堰堤や滝のように落差がある部分も狙い目です。落ち込みの下では渦巻き状に流れが生じ、この反転した流れが合わさるモミアワセ部分に魚が集まります。大きな重りをつけて落ち込み部分の川底あたりを狙いましょう。
仕掛けを流してオモリを調整する
渓流釣りでは、オモリが釣り場に適正で、針が川底スレスレに流れるように調整してあげる必要があります。
オモリの調整は、目印の流れ方を見て調整しましょう。
オモリ | 目印の動き方 |
適正 | 川面の流れよりも目印がゆっくり流れる |
重過ぎる | 仕掛けが川底に引っかかり止まってしまう |
軽すぎる | 川面の流れと同じスピードで目印が流れる |
微調整ができるように、サイズ別のガン玉のセットなどを購入するのもおすすめです。
アタリに素早く合わせる
渓流釣りのアタリは目印の動きの変化で判断します。
浮き釣りとは違い、微妙な変化を読み取る必要がありますので、目印の動きを注視しておく必要があります。
少しでも目印が不自然な動きを見せたら、素早く合わせるようにしましょう。
ネットを使って取り込む
せっかく魚が針に食いついたのに、抜きあげられずにバラしてしまったら勿体ないですよね。
30cm近い大型がかかった場合、無理に魚を抜きあげずに緩い流れに導いてからネット(タモ)で取り込むようにしましょう。
趣味人倶楽部で渓流釣り仲間を探そう
大人世代が趣味や仲間を探すためのコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」では、同世代の渓流釣り仲間を探すことができます。
コミュニティ機能では、同じ興味・関心を持った仲間と繋がることができます。渓流釣りを愛好されている方は多いので、仕掛けの作り方やおすすめのポイントなどの情報交換をすることができますよ。
また、渓流釣りに慣れて、源流での釣りにチャレンジする際には、上級者と同行するのが安全です。
同じエリアの渓流釣り仲間を作って、釣行に出かけるのも素敵ですね。
趣味人倶楽部の「釣り好きが集まるコミュニティ」
全国各地で様々な釣りイベントが開催されていたり、コミュニティのメンバーで釣りに出かけたりと、楽しく活動されていらっしゃいます。誰でも気軽にご参加いただけますので、ぜひ趣味人倶楽部で釣り仲間を探してみてください!
コミュニティでは実際にこのような活動が行われています。
まとめ:水域や重さの見極めが重要
渓流釣りは、釣りをする川の水域や、オモリの重さの見極めが重要です。
初心者のうちは迷ってしまうかも知れませんが、仕掛けを流しながら地道に調整すれば、水域に合ったベストな重さのオモリを選択できるようになります。
渓流釣りで釣れるアマゴやヤマメは、釣っても楽しい食べても美味しい、2重に楽しむことができる趣味です。
渓流釣りは奥深く、一生楽しめる趣味になりますので、趣味で渓流釣りを始めてみてはいかがでしょうか。