50歳からの髪の正解

『おとなスタイル』は「50代からは、“居心地のいい私になる”をキャッチフレーズにした季節刊の女性誌です。
11月25日発売の冬号の大特集は「“ご機嫌脳”の作り方」。「ドミニック・ローホー流 人間関係 断る技術」、「迷って悩んで、だから見えてくる、50歳からの髪の正解」、「テーブルがご機嫌になるおもてなし20 ideas」など読み応えたっぷりです。

さらに注目は、糸井重里さん監修の大人気アプリ「ドコノコ」とコラボした犬猫カレンダー2017。
「ドコノコ」から厳選された、くすっと笑えて和める、犬猫182匹の特製カレンダーです。

解決法1 最先端の育毛剤で、髪の素材力を高めましょう

「周囲に先駆けて育毛ケアを始め、15年以上欠かしたことがない」と美容ジャーナリストの吉田昌佐美さん。「白髪取材を集中的に行ったとき、髪のエイジングケアの開発状況を聞いて、試そうと思った」と美容エディターの近藤須雅子さん。先進の美容を知り尽くし、自身も豊かな黒髪を維持するふたりのスペシャリストも太鼓判を押すのが、最先端のエイジングヘアケアだ。
日に日に増える白髪も、部分的に頭皮が見え隠れする薄毛も、一筋縄ではいかない髪のうねりや縮れもと、ありとあらゆる髪の老化を実感している私自身も、新たなアイテムが誕生するたび、その進化ぶりに救われている。たとえば、ケラスターゼのDS ヘ

アデンシティープログラム N。評判を聞きつけた男性たちのためのバージョンも含めてリニューアル発売されたことも話題。たとえば、資生堂プロフェッショナルのザ・ヘアケア アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス。資生堂の毛髪研究のすべてを凝縮、確かな育毛実感にこだわり、パワーアップを重ねた三代目で、異例のベストセラーとして今なお記録を更新中という。どれも試すたび、正直「手放すのが怖い」とさえ、思うほど。諦めるしかないと溜息をつくことなかれ。髪のエイジングケアは気づいたときが始めどき。マイナスからゼロへ、ゼロからプラスへ、素材力が高まる実感にわくわくするはず。

解決法2 「染め続けるか、寄り添うか」どちらの選択も最大限に美しく見せるコツを学びます

AMATAジェネラル・マネージャー・
毛髪診断士 伸江さん

艶髪になれると評判の、大人に人気のヘアサロン。AMATA●東京都港区南青山6-4-14 INOXAOYAMA5F
☎03-3406-1700
HP:http://www.pro-feel.net/

白髪に寄り添うなら
1 エイジングケアで白髪を
とことん上質にする

「白髪を老けや疲れでなく、優雅に見せるには髪を上質に保つ努力が必要。エイジングケア発想のシャンプー&コンディショナーでケアするなど艶や潤いを保つ工夫を。タンパク質や亜鉛、ビタミンなど髪に必要な栄養を意識して摂ることも大切」

2 アフタートリートメントで
白髪を手懐ける

「白髪は、黒髪にはあるメラニンが抜け、空洞になっているため、しなやかさに欠け、ぴんと立ったり表に浮いたりしがち。生え際や分け目などはアフタートリートメントをきちんとなじませて、しなやかに保つことで、まとまり感のある髪になります」

3 「全体の明るめトーン」より
「立体的なメッシュトーン」

「おとなの場合、全体に明るく染めるとエレガントさから遠のく危険性もあるし、結局黒髪に染めるのと同じ負担に。それより、白髪と黒髪のコントラストを上手く立体感として利用するメッシュトーンにするほうが、ぼかし効果になり、断然シック」

4 反対色の「ヘアマニキュア」で
自然に生かす

「白髪を好印象にするためには、白髪の色そのものを調整。髪色が黄ばみがちならブルー系、赤く傾きがちならアッシュ系など補色になるカラートリートメントやヘアマニキュアを使用。白髪を自然に落ち着かせてぼかすとともに、艶もプラス」

白髪を染め続けるなら
1 信頼できるスタイリストに、
すべてを委ねる

「メラニンの色はもちろん、目や肌の色、顔立ちや雰囲気などあらゆる要素を見極めてカラーリングを行います。またカラーリング剤の進化やトリートメントの併用で、ダメージの軽減どころか艶やニュアンスを増すことも。できればプロに任せて」

2 4週間目の憂鬱は『曖昧力』と
「ヘアマスカラ」で乗り切る

「カーラーで立ち上げる、ふわっとまとめる、前髪を作る、パーマをかける、分け目をジグザグにするなど白髪を『曖昧』にする工夫がエフォートレス感に。それでも目立つ白髪はヘアマスカラでカバー。色むらを防ぐために染まらないタイプがベスト」

3 「自力」なら、自分色を
見つけて長く長くつき合う

「市販のヘアカラーを使う場合、重要なのは裏面にある見本に自分のベースの色をきちんと合わせて選ぶこと。一度選んだら、色むらにならないよう、同じものを使い続けるのがいいでしょう。使用量や時間を守ることも思い通りの色に仕上げるコツ」

4 次のカラーリングまで色&
艶を保つ工夫をする

「カラーリング後24時間は洗わない、洗うときは38℃程度のぬるめで、カラーヘア用シャンプー&コンディショナーを使うなど色と艶を保つ工夫を。ダメージを最小限に抑えるためにトリートメントやオイルはもみあげや衿足、生え際にもむらなく」

おとな髪の「困った!」を解決してくれる最新名品を知っておきましょう

おとなの悩みに答えます
Q
髪を、洗ったら、多すぎて、大きく広がってしまいます。パーマをかけていますが、広がらないようにするには、どういう手入れを、すればいいでしょうか?(ライチョウさん)
A
私も広がりやすい髪なので、お気持ち、よくわかります。私の場合、髪が太い、硬い、多いという「生まれつき」の髪質だから、その結果、広がりやすいのだと思い込んでいましたが、最近になって、この広がりは老化によるうねりや縮れなどのせいでもあることに気づかされました。年齢を重ねるって、より手間と工夫が必要なのだと、改めて痛感させられています。私の場合、進化したエイジングヘアケアに変えてケアを続けることで、髪がかなり素直になりました。一方で、トリートメントやドライヤーなどひとつひとつのステップを、以前より時間をかけて丁寧に行うようになったら、さらに素直な髪になった気がしています。アフタートリートメントより、スタイリング剤より、どうやら、基本のき、が効くみたい。

Q
この時期だからでしょうか、すごく頭皮が乾燥しています。がさがさというか、さわっても肌の調子がよくないのがわかります。べたつくのも嫌なので何も対策していないのですが、頭皮の乾燥を防ぐ方法はないでしょうか?(よまたけさん)
A
もちろん、乾燥しやすい今の時期は頭皮も影響を受けやすいと思います。ただ、ほかにも考えられる原因はたくさん。たとえば老化。顔や体同様、年齢を重ねると、どうしても乾燥しやすくなるので、頭皮のエイジングケアを取り入れるなど、きちんとケアをすると緩和されると思います。たとえば、紫外線。頭皮に使えるUVケアや帽子などを利用してなるべく防ぐようにしましょう。たとえば、シャンプーの仕方。多くの場合、力が入りすぎていて、無意識のうちに頭皮をこすっていると聞いたことがあります。シャンプーをたっぷり泡立てて、指の腹を使って、優しく優しく。またエイジングを意識したシャンプーやスカルプケア用のシャンプーを使うなどの工夫も効果があると思います。


Q
50代前半です。現在、肩甲骨の下付近まで髪を伸ばしてます。シャンプーの度ブラッシングの度にはげるんじゃないか?と心配になるほど髪が抜けます。
子どものカツラを作るボランティアに髪を寄付したくてもう少し伸ばしたいと思ってるのですが=31cm以上必要ということで=髪の健康のためにやるべきことがあったら教えていただきたい。頭皮マッサージもやってるのですが効果が感じられず、より効果的なマッサージ方法も教えてもらいたい。(Mioさん)
A
ボランティアのお話、感銘を受けました。そのためにも、健やかで長い髪を育みたいですよね。今回、髪のテーマを展開するにあたり、改めてまわりの「プロ」たちに取材をしました。すると…? 「ブラッシングは何よりのマッサージ」という意見が、じつはとても多かったんです。テーマ内では、お伝えしたい情報が多すぎてやむを得ず省きましたが、正しいブラッシングを日々のヘアケアに取り入れることは、健やかな髪を育むのにとても有効だと思います。私の場合は、朝起きたらすぐ、出かける前、化粧直し時、シャンプー前などできるだけこまめにブラッシングするようにしています。おすすめしたいのは、ACCA KAPPA ヘアブラシ プロテクション946。頭皮を傷めにくいループ状のブラシであること、絵の部分を使ってツボ押しもできることなど、スカルプケアも同時にできる優れものです。ちなみに、シャンプー時やブラッシング時の抜け毛は、余計な力を加えていない限り、新しい髪が生えてくるために代謝すべきもの。あまり気にし過ぎず、気長にブラッシングを続けましょう。

今回の質問は『おとなスタイル』公式コミュニティにて募集しました。今後も様々な企画を公式コミュニティを通じて行っていきますのでお楽しみに。
今回特集させていただいた髪の相談や『おとなスタイル』本誌についての感想など、是非コミュニティに参加し、仲間同士で交流してみてください。