人にはそれぞれの“暮らし”がある。土を耕し美味しい野菜を育てる暮らし、町を歩き美しい風景を切り取る暮らし、日の差し込む部屋で本を読む暮らし。
人の数だけそこにはまだ未知の暮らしが存在する。一方で、その暮らしに関心を持っていながら、触れる方法がわからなかったり、足踏みしてしまっている人がいる。
TABICAが目指すのは、手を伸ばしたとき、その暮らしを簡単に体験できる世の中。ときには自分の価値観がまるっと変わるような、そしてまだ見ぬ何かを発見できる世の中。ただ体験を売り買いするのではなく、馴染みの顔と挨拶を交わしたり、生産者の手から直接受け取れたりと、そこにはモノ以上の価値がある。
そう、まるで現地の市場(いちば)で果物を買うように。
旅サービスより奥深く、コミュニティ以上に参加する人にとってできることが多くある。TABICAは、暮らしを体験する“マルシェ”。
人や町、そこにある一人ひとりの暮らしに出会い、人と人が繋がっていくのです。そして、その繋がりが生み出した感動や知識が、双方に心地よい変化をもたらし、やがてそれが大きな「旅」になると信じています。