武蔵小金井の滄浪泉園

古代の多摩川の最も古い段丘の崖は、立川から世田谷区野毛まで続き、国分寺崖線と呼ばれています。
その斜面からは、地下水が湧きだしています。
それを「はけ」と呼んでいます。

この崖の上に立つ滄浪泉園は、明治大正期に三井家で活躍した実業家が建てた、はけと湧き水を取り入れた庭園を持つ別荘です。
「滄浪泉園」は、犬養毅元首相が名付けたとのこと。
「手や足を洗い、口をそそぎ、俗塵に汚れた心を洗い清める、清々と豊かな水の湧き出る泉のある庭」
という意味があります。
今、コロナ禍の時、清々としたこの泉でコロナを洗いながしたいものです。

時々、私は、この静かな庭園で嫌な気持ちを洗い流しております。
中央線の武蔵小金井駅から徒歩約15分の所にあります。

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