サルスベリ、浅草寺、日本のナイチンゲール

今はどこでもあまり花が咲いていませんが、浅草寺本堂脇でピンク色のサルスベリが満開で目を引きます。その横にチョコンと座っている女性像は瓜生岩子という明治時代の女性活動家です、

福島県喜多方の生まれで、戊辰戦争では、敵味方の区別なく手当てをして、板垣退助を感動させ、明治19年の磐梯山噴火、明治29年の明治三陸大津波の際には、各地でバザーを開いて収益を被災者の救済に充てました。また63歳の時には、渋沢栄一に要請され、彼が院長をしていた東京養育園で幼童世話係長として働きました。そうした活動から「日本のナイチンゲール」とも呼ばれ、女性として初めて
藍綬褒章を授与されました。

浅草寺参拝の折には、飲み屋の並ぶホッピー通りに急がず、周囲をぶらついて見て下さい。

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