秋の長床と雪の飯豊山

コロナが下降線になったので2年ぶりに帰省しました。

写真は喜多方市の郊外にある新宮熊野神社の拝殿。 44本のエンタシスの太い柱に芧葺寄棟造り。
見ての通り周りには壁も扉もなく吹き抜けになっていて「長床」と呼ばれています。
1055年、東北地方の鎮圧・前九年の役にあたり
源頼義が熊野神社から三山を勧請し熊野神社の拝殿として作られました。
以来、厳しい会津の風雪にさらされた飾り気のない建築は
長く時代の武士の信仰を集め国指定重要文化財となりました。
寝殿造の建物は重厚で、いかにも東北らしく貴族文化とは違う武骨な迫力があります。
樹齢800年のご神木・大イチョウが境内を彩り、この季節は
多くのカメラマンが場所取り合戦をします^^

次の一枚は雪を抱いた霊山は飯豊山です。会津の人々の信仰を集めます。喜多方からは登山ルートがあります。

会津は東北の宝石・・・と言った歴史家がいますが
紅葉の季節はとくにそのように感じました^^

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