こころもよう

とき移ろう


 蔦の這う古びた小屋の軒下に

  さがる 玉ねぎのヌケガラ

   もういくたびのときを過ごしたのだろう

    見向きもされない軒下に 無言で下がっている

     朽ちるを通り越した無常の姿

      老いて朽ちる 朽ちて 無常のときを迎える

      実は朽ち果て皮だけ残して鬼滅に入る


       いつか我が身もこの時が来る・・・はず



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