常楽寺 (信州5つの美景ツアー2日目⑤) 2022年5月14日

斜面を上って背面から・・・常楽寺の石遣多宝塔(重文)&石遣多層塔(上田市指定文化財) (信州5つの美景ツアー2日目⑤ー2) 2022年5月14日

多宝塔
指定年月日  昭和三十六年三月二十三日

碑文によれば、天長二年(825)、火焔の中から北向観音がこの地に出現した。 そこで、木造の宝塔を建立したが、寿永年間(1182~84)に焼失した。
弘長二年(1262)本塔を造立し、金銀泥で書かれた一切経一部を奉納したとある。
     
石造多宝塔の類例は全国的に見ても少なく、特に重要文化財指定となると、本塔と滋賀県の小菩提寺の二基にすぎない。
さらに本塔は、笠や蓑階が鎌倉時代の多宝塔の典型を示しており、全国的に見てもたいへん貴重な遺例である。

多層塔
 指定年月日  昭和59年4月9日


大正13年(1924)、別所温泉大島屋旅館裏で水道工事を行っていた際、地中からたくさんの多宝塔・多層塔・五輪塔・宝篋印塔が散乱状態で発見された。
この石塔群はその後散逸してしまっていたが、当地の篤学者が関西の旧家にあるのをつきとめ、懇願して昭和56年、故郷の当地に再建された。

格部位のバランスや形は、古様をよくとどめ、鎌倉時代の作になるものと思われる。


本堂の左横に行くと、重文の案内が…
これは、行くしかない。

雰囲気のある参道を進むと見えてきた「多宝塔」と「多層塔」
説明板も添えます。

高野山の奥の院に似てるかもと、規模は全然違いますが…

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