吾喰楽家の食卓

乾麺の十割蕎麦

6月に入ってから3日続けて、昼餉は蕎麦を食べている。
初日は、乾麺の二八蕎麦に、水菜、トマト、薩摩揚を載せた、ぶっかけ蕎麦にした。
一袋250g入りだったので、三つに分けたのは失敗だった。
二八蕎麦の感想は、「量が足りない」と、最初に思い浮かんだ。

翌日は、同じ製造元の十割蕎麦を食べた。
二回に分けて125g食べようとしたら、250gではなく200g入りだった。
100gを、もり蕎麦にして、じっくりと蕎麦を味わった。
二八蕎麦と同じ系統の味だったが、美味しさは蕎麦粉の量に比例しているようだ。

先日、半額で買った清酒の中で、200ml入りの生原酒は、大吟醸と純米吟醸が同じ値段だった。
精米歩合を50%以下にするのと、米と米麹だけを使うコスト高が、同じだと判断したのだろう。
ところが、今回の二八蕎麦と十割蕎麦のコストは、明らかに異なるのに同じ値段だった。
同値段にしたくて内容量で調整するのは、客としては歓迎できない。

三回目の昨日は、ひきわり納豆、卵黄、蒲鉾、花かつおを載せた、ぶっかけ蕎麦にした。
先ずは、蕎麦を卵黄だけで食べると、濃厚な味が口一杯に広がった。
敢えて掻き混ぜずに、そのまま食べ続けたら、徐々に納豆の味が強くなって来た。
量、味、食感の全てが文句なしで、満ち足りた気分で完食した。

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写真
2022年6月3日(金)の昼餉

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