公開アルバム

中古カメラの勧め1 【PENTAX K-7】

年齢的な体力を気にせず長く楽しめる趣味として、カメラによる写真撮影があります。

スマホでの撮影は「簡単・綺麗」ですが、捕り手の意思とは関係なく勝手に画像処理で「派手で一見綺麗に見える」様に変えてしまう方向。簡単ですが本当に撮りたいようにはなかなか撮れません。

そうではなく自分の意思で「ボケを活かした遠近感」「暗めで深い表現」「緻密で美しい風景やお花」の写真を撮りたい方には、やっぱり撮影者の意思を設定で反映できる一眼レフやミラーレス一眼がお勧めです。

とは言っても、今、新品で長く使える一眼レフやミラーレス一眼を買おうとすれば、中級機(Nikon Z6ii, Canon R7, SONY α7iv, Fujifilm X-T5, PENTAX K-3mk3など)でもカメラボディとレンズ合わせて25万円~50万円掛かってしまいます。買ったけれど、もし自分には写真撮影は合わなくて、使わなくなったとしたら無視できない金額です。

そこで僕がお勧めするのは「中古の一眼レフ」です。カメラボディとレンズのセットで2.5万円~と価格は1/10で始められます。普通に美しい風景や綺麗なお花やいいなと思った街角などの「動かないモノ」を撮影するには十分な性能を持っています。

全国にお店のある「カメラのキタムラ」や扱い量の多い「マップカメラ」などなら保証も付けられます。新品を買っても保証期間(1~3年)が過ぎれば修理は有償なので、実質的な差は無いかと思います。

今回は僕の所有するカメラ達(Nikon, Canon, Sony, PENTAX, FujiFilm)の中から、保有機種数の多いPENTAX製の一眼レフカメラの中から丈夫で安価な3機種を紹介し、その機種で撮った画像を投稿します。画像の比較店はISO感度で、晴天屋外での撮影以外で問題になる点です。高感度性能の高いカメラほど夕方や夜間の撮影に強いと言えます。(高感度が使えると、その分だけシャッター速度速くでき、結果としてブレを防げます。)

PENTAXは野鳥や戦闘機やスポーツや運動会などの「動くモノ」の撮影には弱いですが、風景やお花や街並みやポートレートなどの「動かないモノ」の撮影には強いメーカーです。全機種「ボディ内手振れ補正」機能が付いているので、安価なレンズと組み合わせても手振れが起こし難い特徴があり、パソコンで色々加工(RAW現像・レタッチ等)しなくても良い発色が得られ易い性格を持ちます。

【PENTAX K-7】
中古価格2万円代で中古レンズと合わせて3万円で始められる機種です。と言っても「入門機」ではなく、使いこなしに技量を要する「上級者向け」の機種です。

K-7は高感度性能が悪く、十分に明るい所でISO感度100~800、薄暗い所ではISO感度100~400までが実用範囲。それを超えるとノイズやディテールの崩れが生じます。最新の機種の1/10の高感度性しかありません。またダイナミックレンジが狭いため露出調整に気を使います。薄暗い場所~夜景ではシャッター速度が遅くなるため手持ちではブレてしまい、三脚撮影が必須のカメラになります。

ではなんでこんな機種を勧めるかと言うと、光の条件と設定が上手く決まった時に撮れる写真の色と深みが素晴らしいから。この良い画を撮る為に頑張ってシーンに合った設定を探し出し、「会心の一枚」を撮ってみたくなるカメラなんです。大変だけど奥が深く長く楽しめる機種です。

コメント