㊩:いよいよ天気予報図に雪だるまが並ぶ季節になって来た。1992年からいろいろ
掻い潜って、現在通院中の心臓循環器科に定期通院として伺っている。肥大型心筋症で
当初は心臓検診が頻繁でMRIやCTで立てに横にと心臓を断面検査したりで受ける私は
神妙に主治医の所見を毎回受けていた。2010年頃からは内臓の採血数値に異常が出て
るとで、腎不全症と概略的に捉えれられてその初見も受け始めたけど今に至っては
主客転倒し、腎機能障害患者となって11年余りが経つ。
心臓は拡張型心筋症とは違い、慢性の肥大型なので心壁の厚さが変わらなければ命の
危険には立ち至らないというコトから、腎臓患者としての処方が主となって久しい。
しかし、早期退職しその後の暮らし方に悠々自適を決め込んで居たのが急激に制限を
加えられ出して、こっちも悔しさからネットや事典などで腎臓機能障害について調べ
知識は曲がりなりに着いて来たと思っているが、食事制限を戴てからはその障害への
想いが生命線の危険行為となって立ちはだかり出して居たのだ。
――――そうして、28日、木枯らしと雨混じりの強風の中マウンテンバイクを軋ませな
がら着いた医院の受付から、回された採血と採尿で、看護師が伝達に『レントゲン
検査します』いや、予約処置に無いですが?ハイ・・・・・と二言無くレントゲン室へ回さ
れその初見も付加されたのだ。
やっぱりむくんでますね、水が溜まってるのかとレントゲン撮りましたがまあ穏や
かです。ホッと安心させて足首付近をいつものように握って来て『ウ~ン』と。
採血結果の表を出して、いきなりペンで『MCVが高いです』と丸してコレは99ま
でが標準だけどずっと高いまま、ホレ❣今回110ですよ。とトントンと数字を突く。
『で、葉酸を加える投薬入れましょう』と、元々巨赤芽球性貧血なので赤血球の原体
は貧血モード。ソレがダメって言われて葉酸錠剤『フォリアミン錠』を追加処方。
昨日まで飲まされていたリオナ錠(リン疎外・血液増量剤)はカット。
そうして核心へ。『クレアチニン値、中性脂肪高い』水溜まってる。体重がここ数日
で53㎏から57㎏❓❓❓どうしたんですか?と矢継ぎ早。
きっと食が変わったんです。『どう?』『ここ一二週間前から餅が好きで夜食代わり
に餅食べて・・・・』『どうやって?』『海苔巻いて・・・・』『磯部巻き??』『そう』
『何個?』『5,6個一晩に』『やめなさい❣…ソレだわ、塩分だよ醤油もね』
看護師が怪訝な顔してコッチ観てる。『数減らして…』『いや、醤油ダメ。』『❣』
『食べるもの無くなるわ~。』『命無くなる方が先?』
『じゃあ、生寿司は?』『寿司酢あるでしょ?アレ塩入ってるから』『じゃあ何着け
て?』そのまま食べるっても寿司米がもう塩だしね。
『だったら、魚とか。』『塩の海から出て来てるから』
『ホッケの開きイイでしょ?』『ああ』看護師も同調して話に入る。
『大根おろしドサッと入れてね、醤油バアッて掛けて・・・・』『掛け無い❣』
『え?』『掛けないわよ、』看護師が入って来た。
『ホッケに大根おろしと醤油ってのは庶民では定番でしょう?』『掛けないでその
まま戴きます』『医療関係者はそう言うんでしょうネ~』笑ってる。
その後、そういうひとしきりの会話が終わって、処方箋に投薬群のチェックと院内
薬局へ伝達。私は腑に落ちないまま処置室を出た。次の心臓外科の処置室への足取り
は、覚えてない。
――――結果、塩分は当面取らない。処方の中に『炭酸水素ナトリウム錠VTRS』が有
るので、一日2錠、0.9㎎✖2で塩分終了という。塩・・・・いやさ、食でのしょっぱさを
錠剤が既に戴いてるってもう数年前からそうだったって、その所為でも無いってさ
醤油ダメ、塩ダメ、戯れに言ってみた『岩塩使ってますが❣』『塩でしょ❣』
『ダメ~…?ミネラルとか天然成分豊富で旨いんだけど…』『塩ですから』
私に制限の首輪が更に固く増量して回って来た。
カリウム値、ナトリウム値、リン値、マグネシウム値 ほぼ全食物に含まれてる
天然鉱物資源ですが……
もう寒天とかはるさめぐらいでしょうか、しかも醤油系全てダメって首輪はキツ過ぎ
でしょ。だから生寿司系もダメ、魚の塩焼きや醤油使い全てダメ、ポン酢は?ったら
『醤油入ってるでしょ❣』最後のダメ押しも却下されてしまった。
~~~という顛末でした。禁止食物増えました。 でも造反は試みますよ(苦笑;
🏥彡彡彡
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