荒城の月(懐かしい日本の抒情歌(3)

 混声4部合唱か、2部合唱曲と言えば、「この「荒城の月」は良いと思います。

 作詞 土井 晩翠
 作曲 滝 廉太郎
      
    「荒城の月」

(一)春高楼の  花の宴
   めぐる盃  かげさして
   千代の松が枝 わけいでし
   むかしの光  いまいずこ

(二)秋陣営の  霜の色
   鳴き行く雁の 数みせて
   ううるつるぎに 照りそいし
   むかしの光 いまいずこ・・・♪♫

 何とこの文節四行の中に、遠い歴史と広大な抒情詩が流れて来ます。いささかも迷うことなく天井の月は降り注いでくれてますね。

 「天網 恢恢 疎にして漏らさず」 老子
(てんもう かいかい そにして もらさず)何か、そんな天上の雄大に圧倒されそうで、そして優美な曲調でウットリさせられますね。

 大分県の(豊後)竹田市の「岡城址」を基調とされた作曲であったようです。今でも岡城址の広場には、滝廉太郎の銅像が誇らしく佇んでいます。
 私は「久住山」登山の帰りに、登城しました。

〇 フォトは、「岡城址」ではなく。珍しく長野県の
「松代城跡」の夕景をアップさせて頂きました。
(50年前)いずれも雰囲気は古城跡を偲ばせています。






   

コメント