ある日 あるとき 気のむくままに

実のひとつだに なきぞ 悲しき


   太田道灌 が 突然のにわか雨に遭い、蓑を借りようと農家に立ち寄った
   その際、娘が黙って一輪の 山吹 の花を差し出し
  兼明親王 の歌「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」に掛けて
  貧乏のために貸す蓑一つさえ無いことを遠回しに伝えたと言われる

  かって 青春18きっぷを駆使して ひとり旅を楽しんだ
 
  妻籠・馬籠宿もよく訪れた
  いちど馬籠宿から妻籠宿へ歩きたいと案内所で地図をもらう
  地図の通りに行けば迷わないからといわれたのに
  方向音痴は早々に迷ってしまうが
  何とかなるの度胸でクリアしたものである

  木曽路とも呼ばれる中山道の馬籠から妻籠へ長閑な道を
  クマに注意の立札を横目で見ながら
  方向修正してからは迷うことなく妻籠にたどり着く
 
   民家の板壁にさりげなくヤマブキの花が添えられ 
     ホッとした和みをみせていた

      もうあの頃の元気もなく・・・
        想い出のなかに立ちすくんでいる!!


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