水彩画その412:熊本:人吉城の石垣

先日、人吉城の絵をアップしましたが、ある方から、「和洋折衷の石垣」とは?の質問があり、説明が難しい為に、その石垣を描きました。
熊本城の石垣は、有名な「武者返し」と呼ばれ独特な勾配をしています。敵が攻めるのに、上り始めは緩やかですが、上るにつれ急こう配になっています。人吉城もこれを採用していますが、さらに上部に1Mほど石がせり出しています。これは西洋の城に使われる方法だそうです。
確かに敵が上まで到達しても城内まで侵入は難しそうです。もし上まで到達しても、せり出した石を落とせるようになっていて、恐いですね。五稜郭やお台場の一部にこの「はねだし」はあるようですが、両方を使っているのは人吉城だけです。

コメント