南天

極軸合わせ用カメラ

南天で長時間の天体写真を撮影するには、赤道儀を使用します。その際は赤道儀の方向を真南に向けるため、極軸合わせをします。通常はちぶんぎ座の台形を目安にしますが、5等星と暗く、裏庭からだと南の街灯りで細かい調整に苦労しています。そこで電子の目(CMOSカメラ)による極軸合わせをしようと思い立ち、手持ちの天体用カメラを極軸合わせ用に組み立てました。ベースは木で中間にプラスチックの丸めた帯をスペーサーに入れています。これが微妙で寸法出しに苦労しています。いつかきちんとしたものを作ろうと思いますが、それまでのつなぎでフィルム時代の標準レンズを使って接続しました。実はガイド用に使用していた部品を流用してレンズとCMOSをつないでいます。モニターをつなげばカメラの映像を見ることができ、天の南極当たりの星図と比べれば容易に極軸設定ができるのではと思います。カメラの感度や画像は調整できるので、見安くなり、今までよりは楽にできそうです。

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