◆:◇ 朝食:おもゆ膳_20240206
🍵🥄:前々夜から腹の調子がおかしかった。笑い事じゃない。『あの晩』のコトが即
座に想起されていた。1991年、結婚2年目に入ろうという3月28日未明、コレまた前日
から腹痛がシクシクとしていたのだが、痛み止めを連用して凌ごうとしていた。心配
掛けたく無いから家内には表情を変えずに何とか深夜を迎えていたのだが遂にどうに
も堪え切れなくなっていた。5分毎に激痛が腹部を覆う。張り裂けんばかりと痛みを堪
える余りにベッドサイドテーブルを掴んで我慢に賭けていたがどうにも止まらない痛み
で家内が気付いたらしく『どうかしたの?』と。ソレからがテンヤワンヤだった。救
急車が未明の夜空をつんざいて家の前に泊まり、隊員が二人担架を持って家の中へ。
二階の寝室からは担架じゃ出られないからと私は歩いて玄関まで降りてと・・・・・・
二週間に渡る絶食と検査と治療の日々に入っていた。
と云うコトを昨日のように思い出して『さてどうしたモノか』と、しばし。腹痛の
ソレがその時に酷似してるのだからまたも救急搬送を想像して身震いしたが、そうい
う事態だけは避けたいと、又も気付いた家内に『あの時とは違うから、浣腸買って来
てくれないか』とせがんでベッドでのたうっていた。既に家内には左脚の潰瘍治療で
大変世話を掛けてしまっているからこれ以上負担を掛けたくないと思っていても他に
誰も居やしない。親身に心配し、直ぐに買って来ると雪の舞う中をドラッグストアー
へ。
ナンとか痛みだけはと今のうちに軽減策を講じてノーシンを一包。ややあって若干薄
らいで来たから、朝食にと『おもゆを創って』とせがんだ。引き受けて家内が創って
呉れたおもゆが膳に出されて遥か33年ほど前の腸閉塞治療の恢復食だった『おもゆ』
を眼前にしていた。
{頼むから軽微なうちに治って呉れ}と祈りながらーーーーー
🍵🥄彡彡彡
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