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両面宿儺坐像 岐阜県・千光寺


  あべのハルカス美術館で「円空」展が開催されている
   生涯に12万体の仏像を彫ると誓ったといわれる江戸時代の僧・円空の「円空仏」と親しまれる仏像約160体をはじめ、
   絵画や文書などを展示し、円空の足跡を全5章にわたって紹介
  その第四章「祈りの森」はほぼ撮影が許されたコーナーである
  その入り口に円空の代表作「両面宿儺像」が出迎えてくれる

  両面宿儺(りょうめんすくな)とは
  高山市丹生川町に伝わる、飛騨の豪族「両面宿儺」
  日本書紀によると、両面宿儺は一つの胴体に二つの顔があり、
  手足が各四本ある怪物として恐れられ、
  大和朝廷に背いたとして難波根子武振熊(ナニワノネコタケフルクマ)に討伐されたとあるが
  飛騨地方では、両面宿儺は武勇にすぐれ、神祭の司祭者であり、農耕の指導者でもあったと言われ
  地域を中央集権から守った英雄であったと語り継がれている

  千光寺(せんこうじ)は、
  岐阜県高山市丹生川町下保にある高野山真言宗の寺院で
  山号は袈裟山。飛騨千光寺ともいう

  本尊は千手観世音菩薩
  両面宿儺像など、円空の手になる仏像が63体あり円空仏の寺として知られている

          
      
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