日高山麓の浦河町の珍しいが街灯を眺めながら、一目散に「えりも岬」へと走った。
急に肌寒く、風の向きが変わって来た。
もう、ここは「えりも岬」なんだ。寒い!
太平洋に突き出た北海道の美景「えりも岬」・・・に変わった。
到達証明書の発行をしてくれた店の女主人に訊くと、
「えりもの春は~何もない春です~う」と言われるのが嫌いです、と言われたよ。
そういえば、海鳴りとか、風の館・・・などの方が良かったかもネ。
そう言えば、前川清さんの「海鳴り」が良いです。
詩の2番が特に良いです。
「海鳴り」 歌・前川 清 作詞・千家和也
(1)
海鳴り聞こえる 旅路の宿
今宵も泪で 枕を濡らす
老いたる父や母 今頃いかに
あぁ想いは遥か 故郷の空よ
(2)
「心を許した 友も消えて
愛した女も いつしか離れ
風吹く波の上 1羽の海鳩(かもめ)
あぁお前とだけは 話がしたい ~(^^♪」
(3)
明日は夜汽車で 北の街へ
はまなす咲いてる 名も無い街へ
私が旅先で 死んだら誰か
あぁ浜辺に骨を 埋(うず)めておくれ~
さて、明日は何処へ行けば良いのか~?
北上を企てて帯広の方か、このまま東に向きを変えて、釧路方面か~?
この方向なら、不気味な「えりも黄金トンネル」に出くわすのがチョッと怖いなぁ~。
一瞬迷うのです。
日高山脈の最南端に辺り、沖まで続く岩礁を眺めながら・・・。
北海道に入って、初めて迷いが生じた。
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