(つづき) エチオピアで1992年に発見された、450万年前に誕生したとみられるラミダス猿人は20万年ほど続いたとされている。 このラミダス猿人は、今のところ比較的詳細が判明している最古の人骨である。 ヒトとチンパンジーの中間種で、腕が長く、足の第1関節が横に突き出していて、土踏まずの形跡は見られず、 樹上生活に適した骨格であり、地上生活と半々の生活だったと想像されている。 700万年…
PHP文庫「人類誕生から大和朝廷までの700万年史」日本博学倶楽部編(2013.7発行)の概要については、 先に、この本の第4章「邪馬台国」について紹介したが、 ここでは、人類の出現以来の第1章「石器時代」の歩みについてその概略を振り返ってみた。 石器時代については、昨年「日本人の祖先」と題して、ミトコンドリアDNAのハプログループを中心に、人類拡散の状況を述べた。 …