鯉のぼり選句の窓に溢れたり 大坪景章 谷川をまたぎ意を得て鯉のぼり 保坂加津夫 鯉のぼり朝に夕に山の風 中山純子 辣韮を漬けて半日終はりけり 笹倉さえみ 辣韮を漬けて心も豊なり 先崎きくよ その昔瓶詰め辣韭美味なりし アロマ 辣韮や砂丘を渡る風の声 老川敏彦 辣韮剥く灯しいきいきして来たり 甲州千草 いつせいに松の芯立つ日なりけ…
竹林の風に適ひし鯉のぼり 小島みつ代 鯉のぼり膨らむ音の立ちにけり 山田六甲 逆風にみなぎる雄気鯉のぼり 吉澤利治 春宵や路地の賑はふ神楽坂 石黒興平 春宵の箸にこぼるる化粧塩 大杉映美 春宵の灯台の灯と街の灯と 石川東児 春宵や虚空漂ふ雲のある 近藤紀子 春宵の最上階の煌とあり 染谷晴子 春宵のしみじみ心ふれ合へる 稲畑汀子…
十二月の山下公園 冬の日差しは眩しく 白い鴎が近くで沢山飛び交っていた 娘は黒いコールテンのGジャンにスラックス 雪のように白い鴎が美しかった 家族四人で その後中華街へ食事に行った 丸テーブルに運ばれてくるコース料理 やや朱色がかったの電灯の下で頂いた 帰りに肉まんと胡麻饅頭を買い 車の中で食べた記憶が 私の肉まんは白い衣が分厚く甘目で美味しかった …
春昼やいつの笑顔か古写真 横山さくら 島ひとつ手の平に乗せ春の昼 赤坂恒子 卵とじうどんのやうな春の昼 辻享子 ヒッポ千番地 春の昼バスに乗りかへシルル紀へ 佐藤喜孝 春昼のソファーにゆったり昭和の日 アロマ 春の昼ラジオのニュース姦しく アロマ 足踏みのミシンカタコト春の昼 豊田博子 飯店の蘇州夜曲や春の昼 和田一 春の昼…
それは簡単です。 何処へも行かず、引籠りです。 年金生活者の夫婦で、コロナになれば命も経済も、吹っ飛びます。 防衛体制を固めて、スーパーに行くだけです。 ここ数年、年金の増額なんて話は、夢にもありません。 寿命が解っていれば、旅行などに貯金を使いますが、入院に備えなければなりません。 「連休」なんて、遠い昔の事ですね。
かぢめてふ荒布根こそぎ冬の浜 小河原清江 行く春の隠岐の荒布ぞ煮て甘き 永田二三子 かじめ干し刻んで粘り出す アロマ 天辺にちぢむ太陽荒布干す 小田司 大潮の昼の荒布を拾ひ来る 天野美登里 暮れてなほ響く音あり荒布切 三村禮子 荒布干す磯や小船の島めぐり 竹内涼子 大釜の荒布いよいよ煮えたぎる 遠藤真砂明 大潮の月に干さるる荒布…
昨年のゴールデンウィークには 郷里に帰省し 最も新緑の美しい季節を堪能した 艶々と輝く若葉は 眩しい日差しの中で煌めいていた 高速道やバイパスから眺める若葉の美しいこと 運転しつつ見た車のフロントグラスの端を 白鷺が過ぎる姿は 溜息が出るほどの美しさだった その昔母と この季節に南紀を旅行をした 室生寺の薄紫の石楠花が 丁度満開で 境内を巡りつつ 夢幻の境地に遊…
4月29日 長野県の美術館に行く。北野美術館には、予約した。(日時指定)水野美術館で、「北斎漫画」の展覧会を観る。 4月30日 小布施に行って、北斎の絵を観る。 気分次第で、他の美術館に行くかもしれない。 5月1日 岡崎市美術博物館に行って、浮世絵の展覧会を観る。 講演会もあるので、講演会も聴く。 5月2日 家の掃除をする 5月3日 名古屋のミッドランドスクエアシネマに行って、映画を観る。