さんが書いた連載妄想爺やの春夏秋冬の日記一覧

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咲く桜 散る桜見し 卑弥呼(ひみこ)かな

古の時代の邪馬台国の女帝である卑弥呼 奈良に邪馬台国の遺跡とされる纏向(まきむく)遺跡群がある いくつかの大きな建造物跡に、整備された都市跡がある なにかと、謎の多い卑弥呼 国の行末を占う巫女であったともされる 現代、女性活躍社会なるものが唱えられて久しい しかし、実情は、まだまだ男社会の現在である 日本の国の始まりの政(まつりごと)が、女性の卑弥呼の手により統べられていたのには、…

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満開の 早戻しかな 桜吹雪

まるで、録画を早戻しするかのようだ 満開の桜は、散り始めるとあっという間に丸裸の木になる 開花から3分、5分、7分咲き、満開と、じわじわ枝に増していく花びらの数 しばし、満開をお披露目する 散りそめになれば、急ぎ足で桜吹雪となり、もとの丸裸の桜の木に戻ってしまう 子供が生まれてから、幼児、少年、青春の盛りの青年となる成長の録画を、早い巻戻しで見るかのようだ しかし、桜は想い出の録画の…

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落下傘部隊が待機中のタンポポ

近所の道端の狭い空き地に、タンポポが生えている いつの間にか、花が咲いていた そして、いくつかの花が枯れ、種を宿している どうやら果実のようなものは実らず、種ができるようだ ご存知のように、タンポポの種には、白い綿毛のようなものが、落下傘のように種の上の方に離れて付いている しかも、数多の落下傘が球状の形に束められたように、タンポポの茎の上の方の花が咲いていたところにくっついているのだ…

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最近、マスク飲食する人が増えてきた行きつけのカフェ

外食時、マスクをつけたまま飲食をする、所謂、マスク飲食の是非、可能か不可が、以前から取り沙汰されている 僕の行きつけのカフェでは、つい先日まで、マスク飲食している人など見かけなかった しかし、昨今、3度目の緊急事態宣言の発出が言われだしてから、マスク飲食をする人が、その姿を見せ始めている このカフェはコーヒーなどの飲料がおもであり、食べるものはサンドイッチなどの軽食が中心だ いわゆるご飯…

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花柄の ブルーシートや 桜吹雪

地に敷いたブルーシートの上に、散る桜が舞い落ちてきて、花柄模様が拵えられる まさに、桜からのおもてなしだ ブルーシートを敷く近くの桜の木によって、花柄の賑やかさは異なる 花見の場に、桜の花びらの色々な模様のブルーシートがお披露目されている 青色に桜色は映える あたかも青空を背に、花の咲く桜の木が立つ美しい風景を見るよう ブルーシートの上は、桜の花びらと人が興ずる、まさに花の宴だ 拙…

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散る桜 風のロミオに ジュリエット

男女二人で踊るデュオのバレエのような桜と風の桜吹雪 まさに、ロミオとジュリエットの演目のバレリーナを見るようだ 桜がジュリエット、風がロミオの桜吹雪だ 風が次から次から、桜の花びらをエスコートしてゆく 枝から花びらが無くなるまで、演目は続く 春の宴、行演だ 拙句1句 散る桜 風のロミオに ジュリエット

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昨今、自分の日記に想うこと

入会して1年あまりになる 投稿は日記が主体だ 妄想爺やを自称して、日記を考えて文字にし、投稿している すぐに思いついて投稿したり、あれこれ考えているうちに思いついて投稿したりだ 実体験に基づいた、まさに日記、世間や生活で気がついた、感じたことを書いたエッセイ的な日記、創作的な日記などなどになる 昨今は、短歌や俳句などの創作的な日記が主体になっている たぶん、短歌や俳句に興味のない人に…

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今日は、血圧が高いねえ

普段でも、高血圧気味の僕ではある だいたい、90/140くらいだ しかし、今朝は写真のように102/169と高い たぶん、この一週間続く睡眠不足からくるものだと思う 1日の睡眠時間が4時間程しかない 頭が重く感じる日々だ 夜遅くまで、飲み歩いているとかではない 原因は不明だ 夜になると、悶々として目が冴えてしまうのだ そうなると、本を読んだり、音楽を聞いたり、テレビを見たりする…

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海苔弁に 桜吹雪の 彩りや

桜の下、海苔弁当に散る桜が降りてきて、まさに春の彩り弁当になったりする 今年は花見が自粛で、飲めや歌えの宴会をする光景は、ほとんど見ることはなかった 一方、テレビでは、花見の宴会をする人たちの様子が、顔が映らない修正をした映像で、何度も流されたりする 本来なら、楽しい花見の宴会も、悪玉にあげられるコロナ禍だ 昨日、NHKの特番で観たのだが、世界で一番、ワクチン接種が進んでいるイスラエルで…

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散る桜 誰が鬼かな かくれんぼ

散る桜の花びらが、次から次から追うように散ってゆく 先に散った花びらは逃げるかのように、桜の木を離れてゆく 追う花びらが、また後から散る花びらに追いかけられる まさに、背中を手でタッチされて、追う鬼役が次々と変わる子らのかくれんぼのようだ 拙句1句 散る桜 誰が鬼かな かくれんぼ

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ジョギングに 桜吹雪や 花の道

桜の散るピークのときには、桜並木の道は、花の道だ ジョギングをする人の、走るピッチは足取りは軽くも、ゆっくりと眺めながらの走りになる 降りしきる桜吹雪の花びらは、ゴールに着いたランナーへの祝福のようだ 心地よい花の道を走る、市民ランナー達だ 拙句1句 ジョギングに 桜吹雪や 花の道

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宇宙から 吹く風かしら 散る桜

風は気温、気圧の高低差があれば起こる、空気の運動だ 細かく見れば、分子、原子の運動だ 気温差、気圧差が生じるのは、地球の自転、公転運動、そして太陽からの陽によるはずだ 一見、風は地球上の化学変化、物理運動に見えるが、実は太陽を含む宇宙規模の現象であると言える 地球すら宇宙のなかに存在する無数の星の一つであり、宇宙の一部分であり宇宙なのだ 我々、人類、地球人も宇宙生命体の一種であり宇宙人…

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泣き虫の 桜などいぬ 地球かな

桜は世界中に分布している ワシントンの桜はよく知られているが、アメリカではニューヨークの桜も素晴らしいようだ あと、カナダのバンクーバー、トルコのイスタンブール、スウェーデンのストックホルム、そして中国のあの武漢もだ 桜前線は日本列島を去れども、地球の色々な地を巡る 桜は潔く散るが、それは日本列島でだけでなく、地球のどの国でもそうなのだろう 拙句1句 泣き虫の 桜などいぬ 地球かな …

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小うるさき 上司不在の 花見かな

会社の飲み会などに参加しない若者が多いと言われて久しい 飲み会だけでなく、生活そのものが、おひとり様な生き方であったりする いいのか悪いのかは別として、僕らが若い頃は、会社や上司との飲み会を断れる空気がなかった 酒の強い上司から、無理やり多量の酒を飲まされ、潰れたこともあった 今の世ならぱ、まさに、パワハラ認定されているだろう ただし、僕はさほど苦にはしていなかった むしろ、上司から…

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センターを 競う桜の AKB(AKB48)

数多の桜は、花見客のフォトの真ん中に写ろうと、まさにAKB48のメンバーが前列の真ん中の立ち位置であるセンターを目指すかのようだ 艶やかに数多の花を咲かせて、綺麗に散る 花見客らのフォトのセンターを目指して、競い合う桜だ なんちゃって俳句1句 センターを 競う桜の AKB(AKB48) 妄想爺やの春夏秋冬86

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夜桜に 興じしのちの 寝化粧や

夜に桜を見たあと、一夜を共にする男女もいるだろう ああ、それもよきかな 桜物語の恋愛が朝を迎える ああ、妄想爺やの真骨頂 なんちゃって俳句1句 夜桜に 興じしのちの 寝化粧や 妄想爺やの春夏秋冬85

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怒りすら 散りゆく花や 桜吹雪

散る桜を見れば、美しいと思うのが常だろう まあ、なんとも思わない人もいるだろうが、そういう人を除いて考えると、散りゆく桜を見て、楽しいのか、嬉しいのか、それとも悲しいのか、心にいかに映るのかは、人それぞれ そもそも人の感情には、喜怒哀楽がある このうち、散る桜を見るにつけ、怒の感情が心に映ることは、まずないだろう 怒りの感情を抱いた者が、散りゆく桜を見れば、怒りが、楽しさや、嬉しさや、悲…

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学問 芸道の神様 宗像神社に参る老いの学び 願い

奈良公園界隈に咲く桜の花は、少くなっている 今、開花している桜は種類が違う遅咲きなのだろう 僕は、バチが当たるかもしれないが、神様はいなくて、天国も地獄もないと思っている しかし、矛盾しているが、神社や寺に参り、手を合わせることは多い なぜだろう 自然には八百万の神が宿るという神道に、仏性が宿るという仏教の禅に、影響を受けているのかもしれない キリスト教の信者からすれば、とんでもない…

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お辞儀する おもてなしかな 枝垂れ桜

日本の四季の、美の象徴である桜 現在、桜の生息地もグローバル化していると思う オ・モ・テ・ナ・シを謳った東京オリンピック・パラリンピック だがすでに、海外からの観戦客は受け入れないことに決定されている 感染のパンデミック、グローバル化したコロナウイルスに、クールジャパンのおもてなしは、鳴りをひそめることになる まあ、そもそもオリンピック・パラリンピックそのものがグローバルなスポーツイベ…

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外堀に 兵糧攻めや 花筏(はないかだ)

城の外堀に、桜並木から散った桜が落ちて、水面にその花びらが筏(いかだ)のようにくっついて浮いている たくさんのその花筏が城の外堀を埋め尽くす 戦国の世に、城攻めの軍勢が城を取囲み、城主に落城を迫るかの兵糧攻めのごとき光景だ 桜並木がある城は多いように思う 本丸の背に広がる青空に、桜の花は映える 拙句1句 外堀に 兵糧攻めや 花筏 妄想爺やの春夏秋冬82