さんが書いた連載薩摩よみうり俳句の日記一覧

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薩摩よみうり俳句3月19日(火)

大川畑光詳  選 特選  鶏合未だに抜けぬ娑婆気かな                  霧島   内村としお                                              (とりあわせ いまだにぬけぬ  しゃばけかな)             

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23年秋 冬

23年秋 8月 御法話は歎異抄なり蝉時雨 通院も小さき旅よ夏の雲 9月 老いてなほ時空自足やオクラ捥ぐ ふるさとの太鼓踊りやばつた跳ぶ 式部の実女の生き方問ふてみる 10月 かごしま国体の舞天高し 七草を探すひと日や秋澄めり 鬼の子は梅の葉が好き峡の空 秋の夜半金子みすゞの鈴思ふ 冬 11月 恐竜の眠りし島や帰り花 寄り道の湧水の池冬ぬくし 当番のお斎(とき)手伝ふ報恩講 12月 銭湯の…

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23年 新年 春 夏

春 2月 川沿ひの万葉の歌碑日脚伸ぶ 久女忌や天神様の梅ふふむ 登校の子らの足音犬ふぐり 非戦こそ大切なれと建国日 朝日子の煌めく川や二月尽 3月 啓蟄や世界野球盛り上がり マスクとて着脱自由花衣 反核の大江健三郎春逝けり 4月 入学の子の背に重きランドセル 心地よき公約の言(げん)花筏 ヨタへロ期めげずに生きろ名草の芽 5月 復元の炭焼き小屋や藤の花 山奥の馬頭観音躑躅燃ゆ 英国の戴冠式や…

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22年秋・冬・新年

8月 朝日子の中を群れ飛ぶ盆蜻蛉 9月 朽ち行ける温泉宿や葛の花 アイドルの歌声に酔ふ秋の夜半 エリザベス女王逝けり秋の虹 咲き誇る弁慶草や敬老日 10月 秋灯下「女と刀」の文庫本 二人目の父も早世後の月 冬 11月 われもまた湯治客なり帰り花 再開のよさこい祭り時雨月 度忘れの増し行く日干大根 12月 クラス会御薄(おうす)頂く冬座敷 1月 年玉を貰ふよはいや髪真白 変はりゆくコロナウイル…

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22年春・夏

22年春 5月 イマジンを歌ヘる国や春灯もし 前向きは母親ゆずり鉄線花 母と子の暮らし金銀花 おかべ屋は兼業なりけり衣替(ころもがえへ) 復帰とて光と影や白牡丹 夏 6月 デイゴ咲く沖縄復帰五十年 遠ざかる母郷の空や蛍飛ぶ 七変化古典落語を聴いてをり ふるさとの山城跡(やまじろあと)に落とし文 7月 初生りの胡瓜は「し」の字軽やかに ひたすらに青空目指すのうぜん花 8月 八十路てふ扉の前の残暑…

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薩摩よみうり俳壇 2月27 火

薩摩よみうり俳壇 2月27 火 大川端光詳細  選 鶴帰る畑に石灰播いてをり     霧島 尾上 春風 (評)出水の開拓田には十月半ばから鶴が渡来する。保護区の保全管理や餌りなどの対策も取られる。越冬した一万羽余りの鶴は一月末頃から次々シベリア方面に帰って行く。 周辺の農家にとっては鶴の北帰行が農作業の本格的な開始の合図でもあるのだ。そんな鶴との共生が評価されてか、出水市は令和4年、ラムサー…

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薩摩よみうり俳句12月19日(火)

薩摩よみうり俳句 大川畑光詳 選 特選句 吽(うん)の貌して鯛焼きの並びけり                   鹿児島 上坪 満代 並選の中に大阪の人の作品があります。 全国どこからでも投句できます。

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11月28日(火)薩摩よみうり俳壇

大川内 光詳 選 特選句 老いてなほ母呼ぶ夢や冬椿              鹿屋 川上和子 *選者の句評に学んでいます。  鹿屋の方の投句は嬉しい。 *画像の赤ちゃんは誰か不明。  赤ちゃんの画像には癒される。

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薩摩よみうり俳句11月14日(火)

大川畑光詳 選 特選 一笛(いってき)に大蛇(おろち)のたうつ神楽かな                        霧島 秋野一歩 *あなたは神楽を観たことがありますか?  作者は霧島在住の方で神楽に親しんでいる方と思います。  霧島は神話の里。