参考になればよろしいのですが、
昔、ある牧師さんから教えていただきました。
普段、お酒を召し上がられないときは、とても冷静で優しく責任感のあるお方が、お酒に酔って狼藉をはたらかれ、周りのものが大迷惑をこうむっておりました。
そこで牧師さんは、その男と約束をいたしました。
「お酒を飲みたくなったら、どのページでもよいから聖書の一節を読むこと。」
お酒と聖書を、同じ棚に並んで置いておかれました。
その男の人がお酒を飲もうと棚を開けたときに、聖書に気がつきました。
牧師さんとの約束を思い出して、仕方なく手に取り、難儀して読んでみました。
面白くて(初めて読んだものですから)一節で終われずに、何ページも読んでしまったそうです。読み疲れてその日はお酒を口にせずに寝ることができました。
そういう日が続いて、その男の人はお酒を止めることができたそうです。
60過ぎの老人に、きつく諭しても直るはずはないでしょう。
責めれば必ず、キツイお返しが返ってきましょう。
その老人がキリスト教徒でなく、仏教徒なら「仏教聖典」という何ヶ国語にも訳されています書があります。
また無宗教の方でも、西行さんや、一休さんなどの御本は郷愁を誘ってくれるかもしれません。
参考になりましたなら幸いです。