「原理主義」とはどういう意味でしょうか

表現力の弱い人間なので、うまく伝わるか分りませんが、

原理主義=原点に帰る、原点から見直す、
と言うこととは少し違うような気がします。

宗教的な言葉で、この世界、もしくは宇宙が神の絶対原理で成り立っているという考えです。
世の中の事象、出来事がすべて神の考え、理屈、理論で成り立っているというのです。此処には曖昧な考えは何一つあり得ません。
色々な宗教で、原理の内容は違っているようですが、

村上春樹さんのことはよく知りませんが、
原理主義のネガティブな意味で、今の世の中の科学思想がある意味では、原理主義だと言えるのではないでしょうか。

ちゅもんといいます。

まじめに書かせて頂きますが、少し変にみえるかもしれません。

どなたかが　「教条主義」といわれていましたが、これも正解のひとつだと思います。

あるいは　いまテレビで「霊感商法」(印鑑を不吉なことを言って売りつけるというあれ)賀問題になっている団体がいますが
あの団体は　昔「原理・・」といわれていました。
いまは　落ちぶれてあの状態ですが、一時はオウムみたいだったのですよ。

わたしなどは　昔「ラディカリズム」という言葉が生きていた時分
「ふううん・・・ラディカルねえ(根源的ねえ)」
と思っていましたし、決して悪いイメージを持っていません。

しかし　なんとか原理主義といわれるようになって
・・・アフガンのタリバンや、自爆テロをするイスラム原理主義以降
言葉のイメージが変わってしまいましたね。

かつて　日本軍が、人間魚雷という自爆型戦闘手段を採用した時
当時の敵国は「クレージー！」といいました。

イスラムの若者がやっている自爆テロは、この日本軍のマネだといわれています。

「原理主義」どこまで戻って原点なのか、私にはわかりません。
俗に、キリスト教原理主義　イスラム・・・となると
総ての人々が享受できるものではありません。

もっと突き詰めて、宇宙の起源　にまで遡ると総ての人々が享受できる哲学になります。

すなわち　『色即是空』　これで人類の諍いは避けられると考えます。

村上春樹のいう原理主義とは・・・

元の理想とする考えから余りにも離れすぎたことに対する、ネガティブイメージを指し、元に帰って考え直そうとすることも、現状からすればネガティブだといえる。
そんな考えではないのでしょうか。？

理想論はともすれ、現状にそぐわなくなり変質していきます。
ならば一度壊して作り直せばよいのです。
それが本当の意味での原理主義ですが。

僕達の若い頃は「教条主義」と言っていました。

用法の問題でもあるかと思いますが、
今日では教典・原典絶対主義として極めて狭量な範囲
でのみ解釈を許容する考え方を指すと思われます。

キリスト教原理主義・イスラム原理主義等と言われるように
その中に書かれた解釈を唯一絶対視し、亜流や
より広義の解釈を認めない硬直した考え方の事です。

従って村上氏の言われたことは、そうした一定方向しか
認めない思潮性や幻想性に対して物書きは
常により懐疑的に、よりリベラルに自己の立場を
構築することが重要な使命であろうと言うことを
言われたのではないでしょうか。

私は大学で宗教学を学びました。原理主義は概ね宗教からきたことばだといえます。つまり信仰の基礎をその宗教の経典や基本神学におき、それを絶対真理として信仰する主義をいいます。キリスト教原理主義、イスラム教原理主義などと使います。
　村上春樹さんのこのコメントをどこかで私も見ましたが、私なりにはこう解釈しました。
　つまり、この世の中では、これが真理だ絶対だという価値観があるが、作家の仕事はそれに対し、本当にそうか、なぜそう言えるのかなどのｱﾝﾁﾃｰｾﾞを与える仕事だ、と言っていると思えました。
　今回の１Ｑ８４は、オウム事件に端を発した作品だということで、このような引用をされたと思われますね。

原理主義とは、たとえば、物事を、原点に、
かえって、考えるということでしょうか。

たとえば、愛情の、本当の、意味に、ついて
考えるとか、、本来の、意味についてです。
男と、女の、原理とは、本来、自然の、
原理からきています。
そういう、本来の、もとの、意味から、ものごとを、考えていくことでしょうか、
違うかもしれませんが、
考えてみました。