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ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

手描きの図案(デザイン画)の存在意義ついて皆様はどう思われますか?

[仕事・ボランティア]

図案家が数年後にはいなくなる かもしれません。
さまざまな難しい状況の中、私、そして、私が所属しておりますグループも、後継者に将来の展望を示せるように努力していますが、手描きの図案(でざいん画)は
もう本当に必要ないのでしょうか?
西陣に携わり、その発展に貢献することは日本の伝統的技術、伝統文化の再興、そして普及にもつながることであり人々の心の豊かさにもつながることと確信しております。
科学技術の進歩や情報化社会の発展により人々の生活は益々便利になってきた現在だからこそ
自分たちの歴史や文化を認識し、継承していかなければならないと考えます。
古くからの技術や文化、そしてそれらによって創られた「美」は近代科学の産物からは得られない豊かさをもたらすものと思います。
そしてそれらは私たちの時代で絶やしては決してならないものであり、将来にわたって継承、発展させていくべき財産であると考えております。
それには、他業種への活用をより速く進めることが不可欠であると考えておりますが、手描きの図案(デザイン画)の存在意義ついて皆様はどう思われますか?

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回答 9件

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

亡くなった父が染織図案家でした。父が描いた図案を型屋さんが型に彫り、その型で反物を染めていきます。anさんもおそらく父と同じお仕事なのだと思います。

私が傍で見ていた父の仕事を思うと、手描きの仕事自体は無くならないのでないかと思います。
機械(コンピューター)は色々な情報、ソフトを与えてやれば人間には真似のできない早さで仕事をしますし、数え切れない程のバリエーションも簡単に創ります。
anさんもプロの図案家なら、評判の良かった図案に少し変化をつけた多くのバリエーションをお描きになったことがあると思います。
でも、その基になるデザインはデザイナー(図案家)にしか作れないと思います。
ただ、現代では昔のように図案家が紙や絹に描いたものを型屋さんが持って帰るということでなく、パソコンを利用してデーターでやり取りをするようになるのではないでしょうか。
また、次代を担う若い人が少ないということですが、和装業界の市場そのものが縮小に歯止めがかからない現状では致し方ないかもしれません。多少なりとも、この業界に関わった者としては寂しい限りですが。
もし、私が父の後を継いで図案家になっていたとしたら、anさんと同じ悩みを抱えていたでしょうし、ひょっとしたら図案家で生活できなくなっているかもしれません。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
言われる通り、和装業界の市場そのものが縮小に歯止めがかからない現状では致し方ないかもしれません。寂しいかぎりです。お父様が染織図案家でいらしたとのこと、着物の図案家さんだったんですね。お父様の作品が残っていたら大切に保存してください。これから数年先には、手描きの図案がなくなるかも知れません。貴重な作品です。
帯の図案の場合、1つの図案にバリエーションをつけることはできません。それは織物メーカーがしますので、1点づつが全くの新作になります。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

anさんは、存在意義がないなんて思っていないと思います。質問がちょっとへんです。むしろ現状でどうあって、現状打開にはどうしたらいいか、そのためにはこんなことを考えています。.......という主張なんじゃありませんか。
ある意味専門家の世界で、わたしなんか素人が口出しできるところではないし、素人がどう考えたってあんまり関係ない世界なんじゃありませんか。
むしろ、図案家の仕事をご紹介いただきたいと思いました。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
図案家の仕事とは・・・。
 図案を描くのは先ず、テーマをさがすことからはじまり、そのテーマに沿って色々な面から知識を深めなおします。
 歴史的なことでも、学者さんたちの新たな発見や、見解が出てきますので、その事も踏まえなければなりません。
 また、特に和装の場合は、独特の柄の決まりごともあります。一つの作品に使える色数も制限があります。
 昔から使われているようなテーマでも今に合うような切り口で新鮮さを表現しなければなりません。
 多くのことを考えアレンジをし、その上で自己満足にならないように、メーカーさんと打ち合わせをします。
 描くだけなら簡単なんですが、柄のテーマ、歴史的な背景、意味、こだわり、出来上がった図案の物語を図案家のわたしが語れなければ製品を購入された方にも申し訳ないと思っています。
 こんな風に思って今までがんばって、こだわりのあるデザインを提供しております。
また、現状打開にはどうしたらいいか、そのためにはこんなことを考えています。.......という主張なんじゃありませんか。というご意見についてですが、質問の書き方がおかしかったかもしれません。今までこんな風に頑張ってきているのに、それに反して益々展望を示せなくなってきている現状にジレンマを感じているところです。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

原則を言うならば、何で書いたかは不問であって、出来たものの評価だけとなると考えます。
単なる写しであればコピー性能だけの話になると思います。
しかしながら、そこに魂を込めると言いますか、心を発揮するには手書きが良いのではないかと考えます。
機械で表現できる範囲が手で表現できる範囲を超えていないと感じます。
従って両立するものと考えます。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
機械で表現できる範囲が手で表現できる範囲を超えていないと感じます。というご意見、同感です。ただ、ほとんどの図案家はCGなどは使いません。その人が持っている個性が出ないからです。また、ソフトなどに収録されたものはすでに使い古された柄ですので、新作とは言えないと思っています。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

確かにヴィジュアルや動画そのほかコンピュータで
完全に時代が変わっちゃいました。
パーソナルPCの普及で私もうつを招きうつ病から職を無くしたひとりです。
そのかわり
得たものが大きいなんて偉そうな事すら口にするのも
巾ったくて、デジタルデザイン画は、主たる表現手段の
主流と思い自分はそれをどうしても好きになれません。
(紙と鉛筆で。板切れにナイフ。岩石岩肌に壁画。西陣に絵筆。増々これからは逸品オリジンですね!

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
図案家の高齢化が進んでいます。若いひとがいません。図案家になるのに少なくとも10年はかかる。といわれています。私ももう、図案家です。と名乗ってから15年以上なりますが、まだ若手といわれます。笑ってしまいますよね。それだけ若い人がいないのです。だから、和装のことを何もわかっていない人が、伝統柄、また和装独特の吉祥柄などのことをお構いなしにCGで創ってしまいます。
今の若い人は、10年間の勉強はバカらしいことなんでしょうが、将来の展望が見いだせない今の現状では何とも言えません。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

手描きの図案(デザイン画)の ”存在意義” は昔も、今も、将来も変るものでは有りません。
如何にデジタル技術が進歩しても、人の感性から生み出される美観を ”手書きで表現” する物を越えることは出来ません。
芸術と、美術と、技術はつまる処別物です。
手書きの才能は、その継承も含めて大事になさって下さい。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
ありがとうございます。ただ、将来に継承したくても、若い人がいません。この業界には若い人がいません。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

手書きの必要性は周知の事実です。後継者を育てる事が重要ですが、並大抵の努力では慣れないように思います。そして、その様な努力よりもっと楽してお金儲けが出来る世の中ですので大変でしょう。しかも、手書きと言う名の下に作られた作品の価格が高く一般大衆が購入できにくい事も拍車をかけている様に思います。
手書きの良さ(工芸的要素)を備えた、一般大衆向けの商品の開発が重要と思いますが如何でしょうか?
後継者問題も従来の師弟制度的な方式から「種々の方面から参加できて興味を持てる方法」への転換も必要な事と思います。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
「種々の方面から参加できて興味を持てる方法」への転換も必要。とのご意見ごもっともです。図案会を一般に開放して誰でも興味のある人に見てもらっていますが、将来の展望が示せない今、若い人に無責任に図案家なりなさいと言えないのが本音です。また、手書きと言う名の下に作られた作品の価格が高く一般大衆が購入できにくい事も拍車をかけている様に思います。とのご意見についてですが、たぶんそれは作家物のことだと思います。著作権法的に言うと図案は『応用美術』にあたります。大量生産する事を前提とした商品の図柄の元絵です。過去の商習慣においても図案家は自分の描いた図案を販売した場合、著作権も譲渡した事になり、あとから主張できませんでした。その様なことですので、手描き図案で造りました。とか、図案家の名前が書かれているものは無いと思います。書かれているのは織物メーカーの名前です。色数や生地やその他手織りなどの条件で製品である帯の価格が変わってきますが、図案が手描きであるかどうかは、あまり関係有りません。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

私の友人に県知事賞まで受賞した事のある優秀な機械設計のデザイナーが居ますけど、手書きに拘ってCADを使用しなかった為に10年ほど前から仕事が激減。40歳過ぎてから必死にCADを勉強してました。
伝統的な織物のデザインさえも今ではCGで作っちゃうらしいですから、まぁ時代が変わったってことですね。
その反面、1000分の1ミリ単位の精密な作業を手作業でこなす『匠』と言われる職人さん達も、まだまだ沢山活躍なさっています。

手描きの図案に限らず、手作業でしか成し得ない(機械には無理な)作業であればそこには立派な存在価値があります。

機械でも同じ事が出来るとしたら・・・残念ですが、手作業は近い将来には消え行く運命なのではないでしょうか?

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
機械でも同じ事が出来るとしたら・・・残念ですが、手作業は近い将来には消え行く運命なのではないでしょうか?というご意見、ごもっともです。手描きの図案は機械では無理です。なぜなら、手で描いているものはその人の個性が出るからです。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

anさん

個性。
そうですね。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

手書きの図案は、貴重で継承していくべきだと思います。しかし、商業的に成り立ち生き残れるかは、関係業種の方々の英知を結集して、発想の転換、販路の拡大が求められますね。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
発想の転換、販路の拡大が緊急の課題ですが、時すでに遅しの感があります。
しかし、業界全体が危機感を持ったということが少しプラスなところです。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

あなたのおかれた状況がわからないので答えにくいのですが、
PCの発達で、手書きがなくなっていくということでしょうか。

時代の流れで ということでしたら、
でも、手書きを残したいと思うでしょうね私は。

それができるかどうかは、別問題というのが、問題ですが。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
時代の流れでは仕方がないのですが、それだけではない面があります。このままでは手描きができる人がいなくなる。ただ、描くだけならできても、古くからの技術や文化、そしてそれらによって創られた「美」を表現した和装そのものの危機だと思います。

ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん

そうですね。
あらゆる分野で、危機は進行しています。

誰が踏みとどまれるか。
個人の力に任されているのが、歯がゆい。

ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん

相談者
本当はもう個人の努力や力では、どうにもならないのかも知れません。 
鳥の「トキ」のようになってしまってから気がついても遅いのですが。本当に歯がゆいです。本来は、多くの図案家が切磋琢磨してこそ、いい作品ができてくるものです。

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