海外援助（政府ＯＤＡ）の実態は？

ちょっと古くなりつつありますが、ODA関連だと、
ODA(政府開発援助)―日本に何ができるか (中公新書) (新書)渡辺 利夫 (著), 三浦 有史 (著)
http://www.amazon.co.jp/ODA-政府開発援助-―日本に何ができるか-中公新書-渡辺/dp/4121017277/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1250621769&sr=8-1

がバランスが取れて良い本だという話です。自分も素人なのでこれ以上は、ここの感想を見ると、


12 人中、9人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日本のODAを大局的に概観している, 2006/4/3
By masah (アメリカ) - レビューをすべて見る
ODA関連の就職を受ける際に読みました。本書の他の本と異なる特徴は、建設的な意見・提案が述べられている点でしょう。他の本が、一部の成功事例を賞賛したり、一部の失敗事例を批判しODA政策全体を批判している中で、バランスの取れた書籍だと思いました。

本書は、1章の日本型ODAの特徴から入ります。そこではODAの理念やいままでどのような援助を行ってきたのかについて述べられています。2章では、米国と世界銀行の援助政策について振り返り、それと対比させる形で日本のODA政策について考えを深めます。さらには第3章で、ODAを受け取る側である途上国の課題からODAのあるべき姿を模索し、民間投資を誘発する「触媒」としての機能を重視したODAを推奨しています。第4章では現存するODA批判を、4つに分類し（1.環境・住民移転問題、2.商業的援助、3.借款の割合の問題、4.曖昧な供与基準）、それぞれについて反論しています。第5章では、日本が今まで重視してきた東アジア地域での日本のODAが果たしてきた役割と、地域の新たなる課題を上げています。そして最終章では、日本にとってのODA政策の意義、そして改革について言及し、特に批判の集中している対中政策について言及しています。

筆者の全体的な主張としては、今までのODA政策を東アジアの発展の事例をあげプラスに評価し、これからも民間投資誘発を目指したODAを東アジア地域に行うべきであると述べています。
ーーーーーーーーーー

麻生さんが、「日本人の底力」として、ODAのことを話され、日本人はODAで受注してその国に行っても信念を持って仕事をする。勤勉でまじめに働くため、いろいろな国で評判になっている。たとえば「納期」というのに日本人がこだわり、無理してでもやりとげるなんて他の国ではあり得なく、一部のインド人の間で「納期」という言葉が定着したそうです。作ったのがインドの都市交通、地下鉄で、日本の作った地下鉄は唯一時間通りに走る交通機関として、地元の人に喜ばれているそうです。どこかの国では、日本人教師の発案で、その国の教科書を無償で作った。それが評判になりその国で採用となり、しかも隣国から欲しいという要望が出ている、版権は無償でその国にあげたので￥、そちらと話してねとかいろんな話があります。こういうのが積み重なって日本の評価を上げる。だからODAはもっとやるべきだ、という話でした。

低開発国への　ODAは予算の40％は政府高官どもに流れていると、国連機関の報道で知り驚いています、

ODAのお金って額面どおりのお金なんでしょうか？
昔聞いた話では、予算がたてられそのお金が各事業による引っ張り合いで、そのために政治家やら官僚やらに紹介料や口きき料やらが成功報酬として支払われるというもの。　当然、予算は付加して出され、余剰金で私腹を肥やすのがいるというもの。
現地政府や特定現地法人に渡すと使われ方が見えないので日本企業が介入する？　そんなのであれば、当然利権に絡むし、海外事業なので税金も不透明、やりたい放題なのではないのでしょうか。
本当の意味で、海外援助として使われているのであれば、実績と状況の報告が明細を上げて報告されるべきなのでしょう。　税金としてカネを支払っているのは国民なんですから、政府や官僚の自由に行っているのは何か納得がいかないのです。
そんなことであれば、青年海外協力隊で井戸を必死に掘ったりしている事の方が高く評価されるように感じてしまいます。

ODA問題は、以前　田中外相の外務省との軋轢問題として大いに論争が交わされ鈴木宗雄さん逮捕まで発展しましたね。いつのまにかうやむやになっているんですね、のど元すぎれば何とやらなのかな。
たとえは、違うけどよく営業マンの研修なんかで砂漠の国にコタツを売る営業マンとありましたが、ダムとかいらないとすれば、まさにコタツを日本の企業から買って　アフリカ諸国に付与するみたいな感じですね。中国に対しても、ODAをかなり続けておりますが、3兆円ではすんでないかと思います。オリンピック開催、軍事拡大、嫦娥の打ち上げ、チベット問題、など間接的に使われてきたODAを考えたとき3兆円ではできないかなと思った次第です。

適当な回答なのかどうかわかりません。
先日、スリランカから帰ってきました。スリランカンの友人の話では、日本からの援助のお陰で、貧しい家庭の子供達も学校へ行けるようになったと喜んでおりました。教科書も無料だそうです。もっとも私の子供時代と違って現在の日本でもそうらしいですが。
私には最近の日本の知識が欠如しています。
「へぇー！　日本もたまにはいいことをしているんだなぁ」という感想を抱きながら帰ってきました。

海外援助の実態を知っている人の中には、援助する側の国や、企業の利益の為に行われていると云い切る人もいますね。
例えば、現地の実情とはかけ離れた箱物を建築したり、その後の維持管理ができないものを提供したり、結局一方通行の援助の押しつけ。
当然、援助を受けた国の国民からは感謝されず、迷惑がられている現実が有るにも拘わらず、政府間では何か裏の利益が有るのか、マスコミもこの当たりは避けて報道しないのも不思議な気がします。
又、援助された物資が本当に必要としている人の手に届かず、政府関係者によって横取りや横流しで、利益を得ている
との声も聞こえてきますし、一体どうなっているの?と疑問に思い、私もODAの真実が知りたいと思います。

参考本としては、「転機の海外援助」　緒方貞子著　等は如何でしょうか。

世界銀行が、我々から高利子でお金を集めているね。

あんな高い利息を貸し付けて、開発途上国はやっていけるのだろうかと思う。

　よほど生産性を上げないとやっていけないので、一部の弱い国はインフレ政策を取るしかない。弱い者の生活がより貧困の悪循環だ
（種の保存を考えれば、再循環が可能であり、自然法則の優勝劣敗から見ると並）。

＞アフリカの海外援助は、日本の企業が来て、現地の人が不要な、ダムや橋の工事をしていく、現地の人たちに何の得も無い

中国などは、アフリカ援助に人工も提供するので、日本よりも悪い。