ミシュラン・ガイドに思う
ミシュラン京都・大阪版が発売されました。
一応、食産業の端っこにかかっている人間として申し上げます。
ミシュランそのものへの批判は、何十年も前から言われており今更繰り返す気にもなりません。今回も、食産業に関わる人間の中に、大喜びしている連中と眉をひそめている連中が存在します。
でも、一般の方々に申し上げたいのです。
自分が喰ったものを自分が美味いと思うか、不味いと思うかを他人の意見で決めるのはいい加減やめませんか?
もし、他人の意見で決めると言うのなら、素直に他人の意見を聞きませんか?
どちらでも良いです。個人個人が自分の態度を決めて下さい。
でも、自分の意見も持てないくせに、他人が言う事を否定するのはやめて下さい。勿論、根拠のある批判やご意見は大歓迎です。
たかがミシュランごときに振り回されてご苦労なこってすな。
私は、正装して正式なマナーを守ったフランスやイタリアのレストランで料理を楽しむ事も出来るし、本当に美味い土手焼きや串カツを立ち飲みで一杯やる事も出来ますが、大半の方には両方無理でしょうね。
(10月14日 18:56 追記:)
ミシュランに対する批判は、たぶん、ミシュラン登場と同時に出たかもしれません。私は、何十年も前から、色々な人達の批判記事を見た記憶があります。ミシュランに興味をお持ちの方なら、ご存知だと思いますが、ピラミッド(だったかな?遠い昔です)の三ツ星がどれだけ続くか話題になった時なんか、ミシュランの屋台骨が軋む音が聞こえそうでした。でも、結局続いています。
この種の書き込みをすると、不思議なぐらいミシュラン擁護派・礼賛派の書き込みがありません。あんなものは云々、下らない云々。
今まで全部そうでした。
でも、ミシュランは売れ続け、それ故にマスコミが持てはやし続け、その結果としてミシュランが売れ続けるスパイラルになります。
ご意見を下さった方々のような人間ばかりなら、もっと商売、やり易かろうに。
自分が喰ったもの、飲んだものを自分がどう思うかぐらい自分で決めましょうね。