65歳定年延長について
趣味人倶楽部には、永年企業等に勤務され、豊富な社会経験を身につけられた会員の方が多数いらっしゃると思いますので、是非、60歳以上の皆様のご意見をお伺いしたく質問をさせていただきます。
改正高年齢者雇用安定法により、企業は、平成18年4月1日より、65歳までの高年齢者の雇用確保を義務付けられました。これは公的年金の支給開始年齢の引き上げに連携したもので、次の3つの措置のいずれかを講じる必要があります。
1.定年の引き上げ(65歳まで)
従業員の定年を満65歳とするもの
2.継続的雇用制度の導入(65歳まで)
従業員の定年は満60歳とし、希望する従業員全員について引き続き
1年ごとに嘱託として再雇用する
3.定年制の廃止(エイジフリー)
弊社は、この3つの中の1.定年の引き上げ(65歳まで)を選択しました。
これによって、従業員全員が65歳まで雇用・賃金が確保されることになり、これと同時に、60歳の時点で次の2つから働き方を選択します。
1)フルタイム勤務
メリット:所属・役職が維持され、努力によっては65歳までの
昇給、昇格が可能
デメリット:通常の勤務体系、出向、転勤、降格、降職あり
2)時短勤務(時間の短縮のみで、日数の短縮ではありません)
メリット:勤務時間の短縮を1時間〜最大4時間まで選択
現状の所属の維持、降職、異動も可能
デメリット:短縮時間により賃金カットが発生
管理職の場合は降職あり
企業にとって、1)の選択者数と2)の選択者数のバランスは、企業経営や職場環境に大きなインパクトを与えます。そこでご質問ですが、質問の主旨より、ご回答は60歳以上の方でお願いできればと思います。
【ご質問】
ご自分が60歳の時点で、その状況であったら、1)と2)どちらを選択されましたか。その理由も教えていただければ幸いです。
1) フルタイム勤務
2) 時短勤務
65歳現役社会に向けて、今後、企業では様々な環境づくりが必要になってきます。それには、60歳以上の方の声の反映が必要であると考えますので、是非、お声をお聞かせいただきたく、よろしくお願いいたします。
(10月25日 14:43 追記:)
質問に対して、いろいろなご回答を賜り、誠にありがとうございます。
弊社の65歳定年延長について追加説明させていただきます。対象は、全従業員で、企業側からの選別は一切ありませんので、全面移行とお考え下さい。
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん
ご回答いただき、誠にありがとうございます。
定年の引き上げで最も問題になるのは、iwawakisanさんのご指摘のように、世代交代の停滞かと思われます。弊社の場合、65歳定年延長に伴い、今まであった役職定年も廃止になります。努力次第では昇給、昇格があるということは、働き甲斐に通じるのは確かですが、降職にならない限り、現在の職位が維持されることに対し、複雑な気持ちの階層がいるのも確かだと思います。
従業員全員が満足するような人事制度というのは難しいと思いますが、従業員の意欲が向上し、組織が活性化するような工夫を考えていかなければいけないと思います。
貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。