冬の旅「おやすみ」の意味を教えて下さい
わが合唱団で
シューベルト作曲ミュラー作詞「冬の旅」第1曲目「おやすみ」
を歌う。
元々これは男声ソロの曲だ。
しかし私は混声合唱用に編曲した。
ところで、歌詞は畑中良輔の訳詞によると次のようになっている
(一番、二番のみ。三番、四番は次回に)
一番
☆ 我は来たりぬ旅人*として
☆ 我は過ぎ行きぬ旅人として
☆ 花咲きぬれば
☆ 乙女は語る
☆ 乙女は語る 愛の言葉
☆ されど荒びしこの世の様
☆ 雪に埋もれし
☆ 我が行く道
二番、
☆ 我は定めず 旅の日取り
☆ 我は探りぬ この闇路を
☆ 月の光を我が友として
☆ 雪積む野辺を彷徨いぬ
☆ 白き雪の上の獣の道を
☆ 我は求めてさすらい行く
なんとなく分かるような気もするが、よく意味を理解する事ができない。
そこで原文を直訳してみた。
一番
★ 私はよそ者*として来て、
★ またよそ者として出発する。*
★ 五月はたくさんの花束で
★ 私に好意を持ってくれた。
★ あの娘は私に愛を語り、
★ その母親は結婚まで口にした。
★ 今では世間はもの悲しく
★ 道は雪で覆われている。
二番
★ 私は出発するのに、
★ 時を選ぶことはできない。**
★ 私はこの暗闇の中で、
★ 自分で道を探さなければならない。
★ 私の月影が私の旅の道連れ、
★ そして白い荒野の中で
★ 私は獣の足跡を探す。
畑中訳に母親は出てこない。
なぜかな・・・下世間になるからかな?
母親が出てきた方が筋書きが理解しやすいのでは。
注釈
*旅人=よそ者=旅職人となる。
当時のドイツで若い職人は親方を替えるごとに移動していた。
**娘と母親に裏切られたあと親方とトラブルを起こしたから翌朝ま でに親方の家を出なければならない、と事情が想像される。
注釈も含めて私に自信があるわけではない。
どうぞご批判をお願いします。
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん
★ その母親は結婚まで口にした。
とありますので。
ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん
結婚を口にするって、結婚を反対された気がします。 昔は親が賛成しなければ結婚できなかったし、身分が違っても結婚できなかったし
愛し合ったのに、親に嫌われて引き裂かれたので、 その後の歌詞が、人生お先真っ暗 せつなすぎるというか・・・
ペンネーム:回答者 (匿名希望)さん
親友で詩人のミュラーの詩を読んだ時、自分のつらく苦しかった恋を重ね合わせて、この歌を作曲したような気がします。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sasuraib/sub2_music/schubert/screen.htm
http://www.youtube.com/watch?v=NhtiSyZQbRk&feature=related