悪いのは誰だ
年末に余りお気軽でもない質問で申し訳ないのですが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000047-yom-soci
上記のような事件が発生しました。
行政はこういう事件を起こした会社を糾弾します。
こういう行為は勿論悪いことです。
しかし、考えてみて下さい。
発注者は設計書により設計額を積算します。
そして入札にかける訳ですが、ここで予定価格が設定されます。
この額は設計額より幾ばくか少ない額となります。
普通なら予定価格に近い額で落札されても良いはずですが、これが予定価格より下位の額にならないと落札しません。
入札は不調になるまで繰り返されます。
そして直近下位で落札する件数が増えれば、談合だと言われます。
設計額の6,7割で落札されるとマスコミは満足するようです。
しかし、元請けがこういう値段で落札すれば、下請けは元請けが利益をはねた後の額で仕事をしなければならないから大変です。
建材業者、生コン屋、ダンプ屋、重機屋、労務派遣等々。
裾野が広い建設業界の下の方になれば、従業員がいるから仕方なく仕事を続けているという会社も少なくありません。
そして今の金融不安です。
会社そのものが潰れなくては仕方がない現状の中、こういう事態が発生するのは当たり前ではないでしょうか。
一体悪いのは誰なのでしょう。
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん
書いたはずだったんだけど。
「人のせいにする、風潮は慎むべきです」
確かにその通りですね。
人の所為には出来ません。
ただ今回のこの件は、出来上がったシステムの崩壊が始まっていると思える節があります。
本来有ってはならないことが起きてしまった。
何故かと言うことです。