お餅

「畑の親父さん」のポリ袋に入れる方法がいいですね。
適当に固まったら袋ごと切って切り餅にします。
餅取り粉は全く不要なので美味しいし、黴びにくいです。

適当なポリ袋がなければ、ラップを２枚ずらして重ねて敷いて
その上につきたての餅をのせ、上からさらにラップを載せて
押さえつけて平たく伸ばします。
ラップが足りなければその部分にラップを追加します。

この作業のとき混入するカビの胞子は少ないみたいです。
以後はラップをはがさない限り胞子はつきません。

ラップごと切って切り餅にして、密封して冷凍庫で保存すれば
黴びる事はまずありません。長期保存で乾きすぎる事はありますが・・・。
食べるときの調理前にラップをはがします。容易にはげます。

林家彦六伝より･･･
弟子の木久扇が彦六の家の鏡餅に発生したカビを取っているときに彦六がその様子を見に来た。師匠の視線が気になってしょうがない木久扇は間を持たせるため「どうして餅ってカビが生えるんでしょうかね？」と彦六に聞いた。彦六はヨレヨレの声ですかさず、「馬鹿野郎！早く食わねえからだ」と答えた。

毎年大量にお餅をついています。
ご自宅でお餅をつかれるのなら、ポリ袋に入れて板状に延ばせば、真空パックと同様になり、切らずに保存すればカビが生えにくいです。
ポリ袋の底の隅2ヶ所に、針穴をあけておくと、そこから空気が抜けて作業が楽です。
1枚1?で作業しています。
のし餅専用の袋も売っています。

取り粉は、もちがくっつかないようにするための物で
逆にカビの元になる物です。
乾いたら、ペーパータオルなどで拭いて出来るだけ取り除くことが望ましいです。
その上で、冷凍するのがいいかと。

私のふるさとでは、昔、水餅と言って、水を張ったポリバケツに切った餅を入れ、家の中の寒い場所に置いておきました。
食べる時は水から出して布巾でよく拭き、焼いて食べていました。
餅の表面は多少湿っぽくなりますが、意外に溶けたりしないものです。要するに空気を遮断してたわけですね。

真空パックで・・・