前に、ND400にND8を重ねて、太陽の写真は撮っていました。 食が進むに連れて、ND8をND4に変え、その後は、ND8とND4、ND8のみ、ND4のみ、偏光フィルター、というように変えながら撮影した記憶があります。
食の%によって一応の予測を立てながら撮影していましたが、この場合は、多重露光して1枚のフィルムに軌跡を追う(5分間隔)で写した場合の手法です。
現在のカメラでは、シャッター速度が高速シャッターとなっているため、ND400と偏光フィルターの重ね合わせで大丈夫かもしれません。 フィルターは多いに越したことはないのですが、普段は使わないフィルターなので種類を集めるわけにもいかないと思います(天体の写真は、星雲等用のR64や月用のY2フィルターなど、変なものが多いのです)。
金環食最大の時のみを考えるのであれば、ND4もしくは偏光フィルターで十分かもしれません(もちろんデジタル一眼レフで、シャッター速度・絞りが調整できるものとして考えての話です)。
自分は、銀塩カメラでISO32のマイクロフィルム(モノクロ)で、愛機NikonFAで1/4000と絞り調整及びフィルターで望みますが、デジタルカメラでの撮影だと思いますので、できればテストを施してから望まれるべきだと思います。
また、NDフィルターを使用する際は、三脚撮影をおすすめします。 露出倍率が400倍×8倍で3200倍のとなり、場合によっては手ブレを起こす可能性もあるからです。