子供のいない兄の遺産の行方

生存されて居る兄弟３人と死亡された兄弟２人の
計５人で遺産を割ります。

生存されている兄弟３人は各々５分の一ずつ貰います。

死亡されている兄弟も生きていれば５分の一ずつ
貰う筈だったので、その５分の一の額を子供の人数で
平等に割って貰える。
と考えます。

第一順位　被相続人の配偶者（2分の1）　被相続人の子供、孫、ひ孫（2分の1）

第二順位　被相続人の配偶者（3分の2）　被相続人の父母、祖父母（3分の1）

第三順位　被相続人の配偶者（4分の3）　被相続人の兄弟、姉妹、めい、おい（4分の1）

第一順位の孫、ひ孫、第三順位のめい、おいは代襲相続でそれぞれの親が死亡している場合にのみ相続権が生じる。

従って、配偶者も第一順位、第二順位の者がいないので、第三順位の被相続人の兄弟姉妹で均等に分割し、兄弟姉妹が亡くなっている場合にはその兄弟、姉妹の分をその子供が相続することになる。

ただし民法に定める法定相続分は、相続人の間で遺産分割の合意ができなかったときの遺産の取り分であり、必ずこの相続分で遺産の分割をしなければならないわけではない。

代襲相続で、お兄様の兄弟が亡くなっている場合はその子供に相続権があります。

遺産相続を考える前に、お兄様が病気や介護が必要な場合に誰がどう支援してあげられるかの方が大切なこととおもいます。