どっちに転ぶかな？

本来、政治生命を賭けるとは。
民主党に１票を投じた国民と民主党の契約。
つまり、マニフェストの実行契約に政治生命を賭けると言う事でなければならないはずなのに、そうでない方向に命を賭けている。
総理とその内閣とそれを支持する党国会議員の頭が狂ったとしか思えない。

小沢さんも元々から消費増税に理解を示しておられました。ただ政権を有権者から託されたのは、先の選挙で掲げたマニフェストだったという意識を強くお持ちです。マスコミが作り上げた虚像で、小沢さんは剛腕だとか、壊し屋のイメージが有りますが、本来は面倒見の良い人情肌の性格をお持ちだと、私は思っています。
その小沢さんと、野田さんは二回会談を持たれました。
野田さんは最終的には小沢さんを押しきれる、小沢さんは棄権されるかもしれないが、グループは離党された方以外は賛成に回られると思っておられるのでしょう。
野田さんは小沢さんを非難したり、排除する方向で話をしておられないので、多分小沢さんとの話で、そこらあたりは確信に近いものを持っておられるのでしょう。
解散総選挙は秋以降ですね。
また、野田さんは秋に有る民主党代表選挙で再選されなくてもよいと思っておられるかもしれません。
何も決められない首相と言うのが、最近の常でしたが、野田さんは原発再開とこの消費増税を兎に角やり遂げたという実績が出来ます。
もともと、首相の座が遠い存在であったのに、棚から牡丹餅のように転がり込んできたのですから。

これって、消費税の事ですよね？
個人的には、マスコミと歩調を合わせて「消費税で騒いで時間稼ぎをしてるのかな？」なんて思います。

旬の今、やらないといけないのはこちらのはず
＊生活保護の問題（ちなみに、ミヤネ屋の制作会社の株49％は吉本興業所有）
＊中国に機密を漏らしていた筒井と言うスパイの件（女性秘書が中国人らしい）
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120601-OYT1T00549.htm


自民も消費税を上げるという考えだから、今回上げられなくても1年〜3年以内に消費税UPは確実。遅いか早いかだけの問題で答えはわかってるんだから「命を賭ける」なんて言った所でただの茶番でしかないですね。　

それに比べて生活保護費は右肩上がり。不正受給や受給要件の適正化を行なわなければ、消費税増税が実地される5〜6年先までに数兆〜十数兆円の無駄が出る。消費税をいくら上げても追いつかない。
今回の吉本芸人の騒動で受給希望者は確実に増える。放置すればするだけモラルも下がる。

スパイの方はもっと深刻。国の機密を中国人に渡してたなんて、本来ならマスコミ・国会・国民を挙げて大騒ぎしないといけないはず。放置していい問題ではない。

追求するネタが無いからと、絆創膏やホッケや漢字テストなどのくだらないネタで一日中大騒ぎしてた時代が懐かしいです。

誰のために命をかけているかがずれていると、事は大間違いです。つけを将来に回さず、福祉優先などまるきり体裁のための方便でごまかし、零細中小の消費税で倒産もしかけない企業や弱者のことなどまるきり頭になく、力の強いものになびく人たちには、うんざりです。強者が弱者を助けお互い共存できる社会を望むばかりです。