０６年東電研修資料には津波２０メートルを想定していた。

２０メートルの津波を想定しても対策は採らなかった。
つまりそれだけの津波は起きるはずがないと想定して全国50箇所近くの原発を作ってきたんです。
しかし現実に想定外の津波が来てしまう。
あるいはそれ以上の津波も近将来十分にありえる。
初期の原発建設当初とは日本の地殻がまるで変わってしまったことを頭に置かないと進まない。
堤防云々の話ではない。
脱原発でしかこの地震国日本の行く末はない。

私は言う事が厳しくてね・・・・・・・。
社内資料もあった、審査会でも指摘があった、ビルを買う金土地コロガシのも有った、しかしながらヒタスラ惰眠を貪り安全には頬かむりをしていた。

企業犯罪だと思うんですね。
会長、旧社長、その他関係役員は身柄拘束し、キツ〜〜イ取調べが必要であった。
役人とネンゴロになっていたとは言えど犯罪として取り調べるべきであった。

これは前々から言っていた事です。

この見出しでは、否定的な考え方しか思い浮かびません。
「想定していたから、今回の事故責任は全て東電にある。」のか、「想定していたから、この地での原発は閉鎖する。」のか、「想定していたので、その対策のためにお金がかかるため、国民に問う。」のか……。

いずれにしても、想定していて事故が起こったのなら東電は馬鹿の集まりで、早いうちに役職以上の人間を全て懲戒免職にして頭すげ替えてもらいたいです。

頭で想定すること、想定したことの事後を思うことは誰にでも簡単にできます。
例えば卑近な例を引きますと。
宝籤を買います。これは原発を建設するに当たります。
３億円当選したことを想定します。
お金を手に入れた後の、喜びや不安や杞憂を思います。
抽選日が過ぎたら、購入したことを悔やみます。
人類とはこういうことの繰り返しです。
想定したことが実際に起こる確率の大小は関係有りません。
確率が小さくても、人がそれを信じるか、大きくても信じないかは、後で議論してもそれこそ「後の祭り」です。

タイトルだけ見ると、まるで津波対策を施していたかのように見えないこともないです。（笑）